「願えば叶う」・・・という類のスピリチュアル系の本を何冊か読んで、実践してみた・・・のだが、
特別に願いも無いのに、何を実践して、なぜこれを読んだのだろうと疑問だけが残った。
ただその中でも一つだけ、「これはッ!」 と思ったものがあった。
それは、
願いを宇宙に放り投げて、そして忘れる。・・・
放り投げるのも、忘れるのも、得意分野。
1992年 ユーゴスラビアからの独立から1995年の内紛終結まで
サラエボ(ボスニアヘルツェゴビナ)のニュースを頻繁に聞くことになった。
ボスニアに関しては、はっきりと、どこに位置するのか知らない国だった・・・。
ユーゴスラビアの”あの辺り”・・・くらいの知識だった。
心がひどく痛んだ。
祈るような気持ちで、ニュースを見ていた。
それから
26年後に・・・
ネットでサラエボの人と知り合いになり・・・そして友達になった。
その当時思ったことを、いつかサラエボの人に伝えることが出来たらと思っていた。
アメーバオウンドにアップした彼のためだけに書いた記事を、彼がそれを英訳して読んだ。 少し辛い思いをさせてしまったか、それとも気持ちが伝わったのか、或いは両方だったか。涙が出たと言われた。
英文にニュアンスの違いは無かった。
その後、こんなことを伝えてくれた。
ときどき cafe ミーティングポイントでコーヒーを飲んでいる・・・と。
そのカフェのソファーで、スヤスヤとお昼寝をする野良猫を優しく見守る人々がいて、その横を静かに流れるミリャツカリバーがある。 ・・・と。
願いを、涙とともに宇宙に投げてから・・・30年
やっと降りてきた・・・
サラエボに友がいます。