<真の文明は
山を荒らさず 川を荒らさず
村を破らず 人を殺さざるべし>
<デンキ開けて 世間暗夜となれり>
この言葉は 現在の栃木県佐野市出身で
足尾銅山鉱毒事件の被害者救済に生涯を捧げた
明治時代の政治家 田中正造氏の言葉です
この田中正造氏を最も敬愛しているという
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏の講演会が
9月29日(土)佐野市文化会館で行われました
子どもを館内の臨時託児室にお願いして
夫婦で講演を聴きました
震災後 小出裕章氏の書籍を読んでいましたし
メディアで目にすることも多い方なので
講演の様子は想像に難くなかった・・・はずでしたが
想像以上に実直な発言の数々に少々焦りさえ感じました
(不当な)圧力や非難にも屈しない情熱・信念・意志に触れ
そのお姿は 田中正造氏の生き様と重なって見えました
時に涙ぐみ 時に言葉を詰まらせながら
田中正造氏の功績や人柄について語る様子に
この講演会への特別な思いを感じました
満杯の大ホール会場を見渡してみると
50代以上と思しき大人の方々がとても多く
うなずいたり拍手をしたりしていました
子育て真っ只中世代の人は僅かのようでした
同世代が関心を持って多く集まると思っていたので
ちょっと意外な光景でした
小出氏の講演を聴いて かなり極端な結論を言ってしまえば
我が子を守るだけを考えるなら 国外脱出しかない
個人的にはそう思わされるような衝撃的な内容もありました
同時に より正確な知識を持つことの必要性を痛感しました
小出氏に限らず 多くの見識者から情報を収集し
その中から自分たちが「大人の責任」で選択していくしかない
知るべきは見識者の思想ではなく 事実
事実かどうかを見極めることも困難な昨今
小出氏の言葉には説得力がありました
今回の講演会は質疑応答まで約3時間の長丁場でした
質疑の中には的外れなものもあって失笑が漏れることもありましたが
どんな質問にも丁寧に答えてくださる小出氏の誠実な姿勢が印象的でした
全国で講演をされていらっしゃいますので
ご興味のある方は足を運んでみてくださいね
小出裕章講演会情報