「百万人のチェス」
著 アレクセイ・パーヴロヴィチ ソコリスキー

著者は、ソ連のプレーヤーでソコリスキーオープニング(1.b4!?)という定跡名を残したことでも有名である。
ソコリスキーオープニングは、調べたくてもなかなか和書では扱っていないことも多いので、
オープニングを考案した本人直々の説明を聞けて嬉しく思います。
ソコリスキーオープニングは、私のオープニングの武器庫にひっそり隠していて、
いつか使う機会が来るまで手入れをしながら忍ばせておきます。
さて、まずこの本の最初の印象ですが入門向けであるということの恐ろしさです。
ソ連では入門書かもしれませんが、日本でこの本の内容をすべて理解していれば、
おそらくR1400、もしくは、1500相当の実力があるのではないだろうか?
ソ連(ロシア)のレベルを感じる1冊です。
内容としては、以下の10章からなっています。
1.ルール
2.終盤の基礎
3.基礎的手筋
4.ゲームの実際
5.ショート・ゲームとはめ手
6.ミドル・ゲーム
7.収局
8.チェスの作局
9.布局
10.チェス、その過去と現在
私が気に入った内容は、4章と6章でした。
オープニングからミドルゲームの戦略が分かりやすく掲載されています。
例えば、4章では
センターの重要性
展開の早さ
などについていくつかの例とともに掲載され、
センターの二つのポーンが前進可能なポーンならばそれをうまく利用することの重要性が分かります。
当たり前すぎて和書にはあまり載っていないことなので、非常に有効です。
また6章では
バックランクメイト
窒息メイト
ホイール
ディバージョン
ブロッキングコンビネーション
などなど
手筋についての簡単な例と次の一手が掲載されています。
この二つを主にやるべきではないでしょうか。
また戦略的なところでは、
ビショップの捨て駒
キャスリング前のキングへの攻撃方法
キャスリング後のキングへの攻撃方法
ポジショナルプレー
など、盛りだくさんの内容になっています。
一度では到底理解できないのでゆっくり復習する必要があります。
それ以外の各項目でも一通りおさえておくべき情報は載っているために、全体的に非常にパフォーマンスの高い一冊に作られており、
これ一冊で基礎は大丈夫でしょう。
私はこれを読んで基礎がまだまだ足りないんだなぁと、実感しました。
他の章についても触れておきますが、
第1章 ルール
第2章 終盤の基礎
第3章 基礎的手筋
の内容は、渡井氏の本に載っているような内容です。
甲乙を付けるのは個人による気がしますが
取っ組み易さは渡井氏、詳しさではこの本だと思います。
第5章 ショート・ゲームとはめ手
については、東さんの「チェス入門」の頓死定跡と共通している部分が多いです。
初心者は、まず何よりも失敗したゲームを見て
何が悪かったのかを知る必要があるので、初心者にはこの章は非常に有効だと思います。
中級者クラスには意味のない内容かもしれません。
はめ手は、相手に使ってやろうとして覚えるものでは勿論ありません。
どういう手が悪いのかを覚えるためのものです。
相手がミスをする前提で行われるような作戦は無意味なので、みなさんははめ手を覚えるような無駄はやめましょう。
第7章 エンディング
については、簡単なエンディングが主であるが、50ページに渡っており
これだけのことをやれば、中級者を相手にしたエンディングを乗り切るほどのエンディング力はつくはずである。
ただし、深く学ぶにはもちろん他のエンディングの専門書を別に読むべきではある。
私は実は告白すると、この項目をやっていない・・・。
だからエンディングに難があるのだ
第8章 チェスの作局
第9章 オープニング
今回はソコリスキーオープニングとルイロペスを学びました。
内容的には、チェスマスターブックの①定跡と戦い方と丸かぶりな気がします…。
ソコリスキーオープニングは、さらに深く勉強したくなり専門の洋書をゲットしました!
現在、翻訳中。
いつか紹介できると良いですね。
できるのかな??
10章は読みものとして読んで楽しめるかも。
【レビューまとめ】
百万人のチェス」
著 アレクセイ・パーヴロヴィチ ソコリスキー
レベル・・・・・・初級者~中級者
評価・・・・・・★★★★☆
見込めるレーティング・・・・・・1400~1500
著 アレクセイ・パーヴロヴィチ ソコリスキー

著者は、ソ連のプレーヤーでソコリスキーオープニング(1.b4!?)という定跡名を残したことでも有名である。
ソコリスキーオープニングは、調べたくてもなかなか和書では扱っていないことも多いので、
オープニングを考案した本人直々の説明を聞けて嬉しく思います。
ソコリスキーオープニングは、私のオープニングの武器庫にひっそり隠していて、
いつか使う機会が来るまで手入れをしながら忍ばせておきます。
さて、まずこの本の最初の印象ですが入門向けであるということの恐ろしさです。
ソ連では入門書かもしれませんが、日本でこの本の内容をすべて理解していれば、
おそらくR1400、もしくは、1500相当の実力があるのではないだろうか?
ソ連(ロシア)のレベルを感じる1冊です。
内容としては、以下の10章からなっています。
1.ルール
2.終盤の基礎
3.基礎的手筋
4.ゲームの実際
5.ショート・ゲームとはめ手
6.ミドル・ゲーム
7.収局
8.チェスの作局
9.布局
10.チェス、その過去と現在
私が気に入った内容は、4章と6章でした。
オープニングからミドルゲームの戦略が分かりやすく掲載されています。
例えば、4章では
センターの重要性
展開の早さ
などについていくつかの例とともに掲載され、
センターの二つのポーンが前進可能なポーンならばそれをうまく利用することの重要性が分かります。
当たり前すぎて和書にはあまり載っていないことなので、非常に有効です。
また6章では
バックランクメイト
窒息メイト
ホイール
ディバージョン
ブロッキングコンビネーション
などなど
手筋についての簡単な例と次の一手が掲載されています。
この二つを主にやるべきではないでしょうか。
また戦略的なところでは、
ビショップの捨て駒
キャスリング前のキングへの攻撃方法
キャスリング後のキングへの攻撃方法
ポジショナルプレー
など、盛りだくさんの内容になっています。
一度では到底理解できないのでゆっくり復習する必要があります。
それ以外の各項目でも一通りおさえておくべき情報は載っているために、全体的に非常にパフォーマンスの高い一冊に作られており、
これ一冊で基礎は大丈夫でしょう。
私はこれを読んで基礎がまだまだ足りないんだなぁと、実感しました。
他の章についても触れておきますが、
第1章 ルール
第2章 終盤の基礎
第3章 基礎的手筋
の内容は、渡井氏の本に載っているような内容です。
甲乙を付けるのは個人による気がしますが
取っ組み易さは渡井氏、詳しさではこの本だと思います。
第5章 ショート・ゲームとはめ手
については、東さんの「チェス入門」の頓死定跡と共通している部分が多いです。
初心者は、まず何よりも失敗したゲームを見て
何が悪かったのかを知る必要があるので、初心者にはこの章は非常に有効だと思います。
中級者クラスには意味のない内容かもしれません。
はめ手は、相手に使ってやろうとして覚えるものでは勿論ありません。
どういう手が悪いのかを覚えるためのものです。
相手がミスをする前提で行われるような作戦は無意味なので、みなさんははめ手を覚えるような無駄はやめましょう。
第7章 エンディング
については、簡単なエンディングが主であるが、50ページに渡っており
これだけのことをやれば、中級者を相手にしたエンディングを乗り切るほどのエンディング力はつくはずである。
ただし、深く学ぶにはもちろん他のエンディングの専門書を別に読むべきではある。
私は実は告白すると、この項目をやっていない・・・。
だからエンディングに難があるのだ

第8章 チェスの作局
第9章 オープニング
今回はソコリスキーオープニングとルイロペスを学びました。
内容的には、チェスマスターブックの①定跡と戦い方と丸かぶりな気がします…。
ソコリスキーオープニングは、さらに深く勉強したくなり専門の洋書をゲットしました!
現在、翻訳中。
いつか紹介できると良いですね。
できるのかな??
10章は読みものとして読んで楽しめるかも。
【レビューまとめ】
百万人のチェス」
著 アレクセイ・パーヴロヴィチ ソコリスキー
レベル・・・・・・初級者~中級者
評価・・・・・・★★★★☆
見込めるレーティング・・・・・・1400~1500