この方は、[幹細胞採取]のための入院のようです。
その方の主治医や、看護師さん、ご主人が来るたびに不安や心配の声を漏らしています。
看護師さんと彼女のその不安の話が、とてもトンチンカンな内容の時があります

(なんでそんな風に思うのかなぁ?)
彼女
「ノイトロジンって注射、怖いですよね」
私の心
(怖くないよ。白血球を上げる注射だよ)
彼女
「ハーベストって、なに?」
私の心
({幹細胞採取}という日本語を英語にしただけだよ)
彼女
「毎日、注射をしなくちゃならないくらい、私は深刻なの?」
私の心
(いえいえ。幹細胞採取するために、白血球を上げるだけだよ。
っていうか、順調だから採取できるのよ)
彼女
「毎日の注射で、また味覚障害になった!」
私の心
(注射では味覚障害にはなりませんよ)
彼女
「熱が上がった!36.9℃もある!」
私の心
(あら、平熱ね。)
彼女
「注射のせいか、眠れないわ」
私の心
(いいえ、めちゃくちゃお昼寝してますよ)
って感じで。
で、あまりに不安なようなので、お話するタイミングがあれば、声をかけようかと思っていました。
(「大丈夫ですよ」って言うために)
それが、先程ありました。
私と彼女の歯磨きとトイレのタイミングが同じだったので

(彼女は、歳は60代。
悪性リンパ腫再発。{濾胞性?}
初発は5年前。
現在の抗がん剤は、R-CHOP 3クール終了)
私も、つい1カ月前に幹細胞採取をしたということ。
初めは不安もあったけど、終わってみれば、ラクな入院だったこと。
幹細胞採取そのものも、今までの検査や抗がん剤に比べると大したことないこと。
トイレも我慢せず、訴えれば行けること。
手の痺れなどもあるけど、すぐに対応してくれること。
前処置のために、発熱、腰痛があるけど、それはそういう症状が出ること前提であること。
そんな内容でお話しました。
少しは不安が和らいだようでした

でも、彼女は、ノイトロジン(白血球を上げる注射)をするたびに大騒ぎをするので、そもそも何に対しても怖いのだと思います。
(ただ注射するだけなのに
)

それでも、少しでも不安が軽減したらいいなぁ、と思って声をかけてみました。
(大きなお世話だったかなぁ?
)
