元フランス料理のシェフが、ご家庭で役に立つアドバイス


食器の形と料理

フランス料理に限らず、洋食全般のマナーのことで、よくスープは、「音を立てずに食べなさい」。
などよく耳にしますが、私たち日本食の御汁を飲むときは、空気と一緒に「ずるずる」と、すすって飲みます。
そのことに対して、誰も文句は言いません。御国が違うとマナーも変わると言う事です。

では、如何して違うのか、食器を見てみましょう。

御椀に口を付けて、熱い汁を飲む時、空気と一緒にすすって、空気と混ぜて温度を下げて口に入れる。
このようにすれば、火傷をしないですみます。

その食器は、漆の御椀で、冷めにくい器ですね。

では、スープは如何でしょう、濃度のあるポタージュをイメージして下さい。熱いポタージュも前の様に
空気と一緒にずるずるすれば、叱られます。音を出してはマナーに反します。

器を見ますと、広くて、浅い陶器の器です、スプーンを入れて、かき回して熱を下げて、口に運びます、
そして、スプーンは丸い形をしています。

それは、口のそばまで来たときに、吹いてスープをさまします。そうして口に流し込みます。

ですから、スープ用のスプーンは丸い形をしています。

近年ソーススプーンが作られました。主に魚料理に登場します。お皿のソースをすくって食べる時の物です。
御魚料理は、柔らかいので、ナイフはいらず、このスプーンと、フォークで召し上がることが出来ます。

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