ここでは、WPSOffice2 Spreadsheets のことを 書いています

 

ここまでの状態

<処理条件>

 3.営業手当 = 契約額 × 乗率

   整数未満切り捨て

「営業手当」の H4セルを クリック

 「=」を 入力

契約額」の F4セルを クリック

 「*」(アスタリスク)を 入力

乗率」の G4セルをクリック

Enter]キーで、確定

H4セルに、「57508.8」と 表示される

<処理条件> で、整数未満切り捨て と なっている

この場合

ちょっと前に使用した 「表示桁数」のアイコンでの処理は、いけません

 

何故なのか?

 理由は、アイコンの説明にも書かれています

 「小数点以下の表示桁数を減らす」

 これで、処理するのは、「表示される桁数を 減らす

 セル内の 「 」は、変化しません

 表示=見た目だけなので、そのセルだけならば、良いのですが

 このようなセルを使い、計算など行うと

 結果に大きな違いが生じます

 条件 は、整数未満切り捨て

 このような指示の場合

 関数を使用し、セルのを変えなければいけません

 「切り捨て」の処理をする関数としては

 わたしは、2つ思い付きます

  •  INT 関数
    指定した数値を超えない最大の整数を返す
    つまり、小数点以下を切り捨てて、整数にする

     
  •  ROUNDDOWN 関数
    数値を指定した桁数で切り捨てます

 

ただ単に、整数にするならば、INT関数 が、簡単

入力する欄(引数)が、ひとつ

ただし、整数にするケースにしか使えません

桁数の指定がある場合

例えば、十の位・小数点以下2桁とかの場合は、ROUNDDOWN 関数

 

追記

 最近使ってなかったので、忘れていました

 TRUNC 関数 というものがありました

ほぼ、INT 関数 と 同じ

 

 数値の小数部を除き、整数部を返します

  書式 TRUNC(数値, [有効桁数])

 TRUNC 関数の書式には、次の引数があります

  数値    必ず指定します 

     小数部を切り捨てる数値を指定します

  有効桁数    省略可能

      切り捨てを行った後の桁数を指定します

      桁数の既定値は 0 (ゼロ) です

  TRUNC は、数値の小数部を 削除します

  INT は、数値の小数部の値に基づいて、数値を最も近い整数に丸めます

       負の数値は、下に丸めます

  結果が異なるケース

  INTTRUNC は、負の数値を使用する場合にのみ 異なります

  TRUNC(-4.3)  は  -4 を 返します

           小数点以下の「0.3」を削除するので、-4

  INT(-4.3)  は、 -5 を 返します

          「-4.3」より小さい整数、-5 

そこで、ここでは、INT関数を 使います

知識がある場合

数式バーで、直接

  =F4*G4 の前後に INT( ) を 追加入力しても良い

  =INT(F4*G4)  

最初から行う場合は

セルH4 を 一度 [Delete]キーで、空欄に戻し

fx 関数の挿入)を クリック

 

関数の挿入]が、表示されたら

関数の分類」欄右 [最近使用した関数 ▼]の ▼  を クリック

 表示される一覧で、「すべて表示」を 選択する

  

 

すると、A.B.C 順に すべての関数が 表示される

  

 

表示したい関数が、わかっている場合

関数の選択」欄内を クリック

 最初の 2文字 この場合「I」「N」を素早く打つ

すると、「IN」から始まる関数の位置まで移動する

  

 

少し下へスクロールすると 

INT」があるので、選択

OK ] を クリックする

  

 

INT」の[関数の引数]が、表示されるので

数値」という引数欄で、先ほどと同じようにする

 F4*G4

  

 

関数の引数]を よく見ると

数値」という引数欄の右側には、「57508.8」と 表示

 その下に、「57508」と 表示される

そして、左下に「結果 = 57508」と 表示される

この 結果 が、この関数で求められる値です

セル内の値が、57508 に なった

 

  

 

[ OK ] を クリック

  

 

セルH4 の右下へ マウスを移動

形状が、 になったら、ダブルクリックする

  

参 考

 [関数の引数] を 表示し、使い方が良くわからない場合

 左下にある「関数のヘルプ」 を クリックしてみてください

  

 

「TRUNC」の場合

 

今日は、ここまで