こんにちは。シェフドクターを目指してアメリカ料理留学中のTomoeです。

 

今回は最近はまっているコンブチャについてお伝えします。

 

コンブチャは紅茶、砂糖、スコビー:SCOBY(Symbiotic Culture Of Bacteria and Yeast)という菌株を発酵させて作る飲み物であり、昆布茶ではありません。

 

こちらがスコビーです。

 

日本では昭和40年代に紅茶キノコという名前でブームになったらしいのですが、

ロサンゼルスでは今、ブームとなっていて、スーパーには様々な種類のコンブチャが売っています。

 

私の通っている料理学校でもコンブチャの試飲会や授業がありました。


手作りのコンブチャの方がスーパーのものよりも断然おいしかったので

今回シェアしたいと思います。

 

コンブチャの歴史は長く、コンブチャにまつわる初めての記録は紀元前221年の中国にさかのぼります。その時のコンブチャは“不死のお茶”と呼ばれていたそうです。

 

コンブチャにはビタミン(特にBとC)やミネラル、酵素、グルコン酸、乳酸、酢酸、酪酸、リンゴ酸などの有機酸が含まれています。また、SCOBYは菌株なのでプロバイオティクスとして働いてくれます。

具体的にコンブチャには、腸内環境や恒常性の維持、免疫力アップ、頭痛や片頭痛の改善、腎結石の発生抑制、肝機能維持、フリーラジカルの発生抑制など様々な健康的な効果が期待されています。

 

私はコンブチャ作りに関して、こちらの本を参考にしています(英語です)。この記事には書きませんが、紅茶の代用、二次発酵のレシピやおすすめの組み合わせなどが書いてあるので愛用しています。

 

さて、基本的なレシピです(アメリカサイズです!)。

*材料

・浄水 3.8L(1 ガロン)

・紅茶のティーバック 4-6個

・砂糖 200-250g

・スコビー 1枚(110g-150gあればOK)

・コンブチャスターター 250ml-500ml

 

*道具

・コンブチャ作り用のガラス瓶

・鍋

・使い捨てゴム手袋(スコビーを触る時用)

・きれいな布orキッチンペーパー

・ひもor輪ゴム

 

①    浄水1Lを沸騰直前まで火にかける。ティーバックを入れ、5-15分程浸す。

② ①に砂糖を入れ、砂糖を完全に溶かす。

③ ②をコンブチャ作り用の瓶に注ぎ、さらに残りの浄水を加える。

④ ③が室温なことを確認してから、コンブチャ作り用の瓶にスコビーとコンブチャスターターを加える。

⑤ コンブチャ作り用の瓶にきれいな布orキッチンペーパーをかぶせ、ひもor輪ゴムでくくる。

⑥ 直射日光の当たらない場所に保管する。

場所や温度にもよりますが、夏場は9~12日、冬場は10日~14日ほどで完成します。

 

*備考

・    使用する瓶や道具は煮沸消毒しておいて下さい。

・ 発酵するにつれて甘酸っぱい匂いがしてきます。

・ 5日程たった頃からストローで味見してみてください。

・ 次のスターターとして、完成したコンブチャ250mL-500mLとスコビーは分けてとっておいてください。

・ 完成したものは茶こしでこして冷蔵庫で保存してください。

・ 温度は26度‐29度が理想的な温度です。

・ 砂糖の代替としてアガベシロップ、玄米シロップ、ローハニーは使用できません(私はサトウキビから作られた砂糖を使っています)

・ スコビーはコンブチャを作っている他の人に分けてもらうのがよいですが、Amazonなどでも購入できます。

・ スターターとスコビーはコンブチャ作りと同じように室温で直射日光をさけて保存してください。

 

 ぜひコンブチャ作り楽しんでみて下さい❤️

最後までお読みいただきありがとうございました。