王様の耳はロバの -5ページ目

日常に近付いて思うこと

地震の翌日=停電2日目の土曜日、「売るものがあるうちは営業します」とお店を開けてくれた八百屋さん。


いつもは出口のところに小さなレジ1台なんだけど、臨時でレジのテーブルを作って、2か所で電卓で手計算で売ってくれました。

前日は買い物どころじゃなく、とにかく家に無事に帰ることだけで必死だったので、2~3日分くらいの野菜を買った。

なんでもあるってわけじゃなかったけど、まぁまぁなんとか選んで買うことができた。数日後にどこの店でも棚が空っぽ状態が続くことも想像していなかった。

照明もないから薄暗かったけど、お家も大変だろうに住民のためにお店を開けてくれるご主人と従業員さんに感謝。

次の日から先週くらいまで1週間、ずっとシャッターが降りたままで気になっていた。個人商店だから、ガソリンが無くて仕入れに行けないのかもしれないなー。大丈夫かなぁ?と。

ガソリンが届くというニュースの翌日から、営業が再開されていた。私が寄るのは仕事帰りなので、ほとんど空になっていたけれど、あのときはありがとう、ていう気持ちで覗いてみた。ジャガイモを買った。


隣のドラッグストア。

ここも地震翌日に並んでるお客さんを上手に誘導して安全に買い物をさせてくれた。

1世帯5点まで、ていう制限をつけて。

それでもカイロや電池、カロリーメイトやカップ麺を買えるのでとても助かった。

乾電池は単1、単2は売り切れだったけど、その予備はうちにあったからラジオ用に単4電池とインスタントラーメン、カイロ、カロリーメイト、チョコを買った。

お店に入るまでに1時間あまり並んだけれど、前後の方と情報交換や世間話をしながら待っていたので、それなりに有意義な時間だった。このとき、電気の復旧は時間がかかるって電力会社が広報車で言ってる、と聞いた。

うちは大きな通りから外れているので知らない情報だった。知らなかったとて電気の復旧が遅れるでも早くなるでもないが、心の準備は出来る。ありがとう。


この2軒のお店は、今まではあまり行かなかったところ。

感じが悪いとか、品物がどうとかではなく、バス亭で降りると押しボタン信号の向こう側なので億劫で寄る気がしなかったのだ。

けれど今は妙に愛着があり、ときどき寄るようになった。

あの時のお店の心意気?に感謝をしているので。



逆にこの八百屋さんが休んでるときにタマネギ1個150円とか、すんごい値段で売ってたスーパー○○!

ガソリンがない、バスがない、電車がない、雪が降ってる、で徒歩圏内でしか買い物ができない住民に対してあんまりな値段。

もぅどんなにセールしてたって、行かないもんねー!


あの2つのお店への恩返しは、日常に戻ってもお客さんになることだな、て思うから。

セールとかポイントとかでこちら側だけが得することだけ考えるんじゃなくて、お互い様って気持です、今は。

言葉のチョイス

大きな余震があるとき以外は、すっかりNHKを離れて民放を見るようになった。


いろんな著名人がメセージを寄せている。


自分に向けられているような、一緒に贈っているような半々な気持ち。

だってうちは民放を見られるくらいに落ち着いたからね。しかも自宅だし。


で。やっぱり目と耳が鋭くなってて。


キレイな言葉が並べられていても、人の真意ってわかっちゃうね。フシギ。


だってさ。

「歌を作りました。この想いが被災地の方の心へ届くように」とか。


それはさ、日常を取り戻して「いやぁ、大変だったねぇ」て言える頃じゃないとムリでしょ?

連絡が取れないあの人安否は?あれの手続きはどうすれば?ていう生活情報がほしいでしょ、どうしたって。


歌?メッセージ?うるさい、それより生活の情報くれよ、役に立つような。

チャリティーでも何でもない普通の歌なんてお腹も満たされないし、暖も取れない。


「○○(安全だった場所)からも応援しています!がんばってください」

応援って?キョトンとしちゃうし。


「がんばってください」


これって、(自分はやらないから貴方がなんとかしてね」て聞こえちゃって。

別に他人だからそれでいいんだけど、だったら言わなくてよくない?て思っちゃう底意地の悪いワタシ。


その代わり?


「がんばりましょう!」


て言われると、ありがとうって思っちゃうフシギ。

こっち側に立とうとしてくれてるってニュアンスがあって嬉しくなる。


著名人の皆さん、大変な状況の人を励ますときは「頑張ってください」よりも

嘘でも「(一緒に)がんばりましょう!」て言った方がいいですよwwww

まだまだ大変な人がいる

うちに出来ること。


とりあえず脚がある。太いし短いけど、機能はしてるから

ガソリンは、スタンドに車が並ばなくなるまで買いに行きません。





どうぞ耐えてください。生き抜いてください。

ご家族を供養してあげあれる人は貴女だけです。





うんと泣いて、でも少しずつ笑顔を向けてあげられる日まで。

どうぞ生き抜いてください。