■『誰よりも狙われた男』(試写にて)
 公式HP:http://www.nerawareta-otoko.jp/

■『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』(試写にて)
 公式HP:http://www.god-tongue.com/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=72097

■『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(試写にて)
 公式HP:http://www.disney.co.jp/movie/spice.html
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71914
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/the-hundred-foot-journey/

■『ヘラクレス』(試写にて)
 公式HP:http://www.hercules-movie.jp/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71003
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/hercules/

■『ドラキュラZERO』(試写にて)
 公式HP:http://dracula-zero.jp/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71429
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/dracula-untold/

■『ロス・ホンゴス』(映画祭にて)
 東京国際映画祭HP:http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=13

■『インターステラー』(試写にて)
 公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=69679
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/interstellar/

■『くるみ割り人形』(試写にて)
 公式HP:http://kurumiwari-movie.com/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71534

■『紙の月』(試写にて)
 公式HP:http://www.kaminotsuki.jp/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71137
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/kaminotsuki/

■『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』
 公式HP:http://shantidays365.com/
 シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71218
 c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/shantidays365/
フューリー (角川文庫)
つくづく、作品選びのうまい俳優、ブラッド・ピット。
彼が主演を務めた映画『フューリー』、ブラッド・ピットが主演なだけあって、本当にすさまじい、そして素晴らしい戦争映画です。

戦争がいかに人の心を麻痺させるか、戦争がいかに人の心を昂揚させ、いかに人間性をなくさせるか…。
兵士たちが“Fury=激しい怒り”と名付けられた鉄の塊の中で過ごす凄まじい一日を、突き放したように描いています。


<STORY>
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1945年4月、第二次世界大戦下。ドイツ国内は連合軍とドイツ軍の交戦状態にあった。米兵の“ウォーダディー”ことドン・コリアー軍曹は、4人の部下を率い部下たちと“フューリー”と名付けたM4中戦車シャーマンで戦っている。そのコリアーの部隊に18歳の新兵・ノーマンが配属になる。事務担当だったノーマンは、戦闘訓練もまともに受けておらず、人を殺すことにも抵抗があった。そんな彼を待っていたのは仲間たちの手荒な歓迎と、戦闘に次ぐ戦闘だった…。


<Cheeseの解説>
フューリー
第二次世界大戦下で、ドイツに侵攻する米軍の戦車隊の一日を描いた本作。

ブラッド・ピット演じる“ウォーダディー”ことドン・コリアー軍曹は、シャイア・ラブーフ演じる“バイブル”、マイケル・ペーニャ演じる“ゴルド”、ジョン・バーンサル演じる“クーンアス”らを率いて、M4中戦車シャーマンの“フューリー”に乗っています。
このシャーマンは、ドイツ軍の重戦車ティーガーに比べて装甲などが劣っているため、米軍の戦車隊は苦戦中。
一人の乗員を失いながらも、辛くも他の兵士たちは生き延びていたのです。

そんな部隊に、ローガン・ラーマン演じる新兵が派遣されてきます。
もともと事務方のタイピストとして入軍してきた彼は、訓練も受けておらず、人を殺したこともない、まだあどけなさを残した少年のような兵士です。

そんな彼は、厳父のようなウォーダディーの下で、初めて戦闘を体験し、初めて人を殺し、初めて女性と愛を交わし、初めて重大な危機に陥ります。
戦争の現実を何も知らなかった彼は、たった一日で行軍中の野戦、市街戦、戦車対戦車の戦い、一台の戦車対300人の兵士との戦いを経験することに。
あどけない少年は、ためらいなく人を撃ち殺し、絶体絶命の窮地でもなんとか生き延びようとする兵士に、たった一日で変貌を遂げていくのです。

本作の監督であるデヴィッド・エアーは、もともと米軍の兵士で潜水艦の乗組員だったという、いっぷう変わったキャリアを持つ映画監督です。
実際に兵士だったことがある彼だからこそ、極限状態に置かれた兵士の心境や、若者が心理的に強い抑圧を受けて兵士に変貌していく様子などを、これだけリアルに描き出せたのだと思います。

ウォーダディーを演じるブラッド・ピットは、戦車内における家長のような絶対的存在を、強い威厳を持って演じています。
戦闘からくる高揚感、人を殺す絶望感、いつ死ぬかわからないロシアンルーレットのようなスリル、戦争の愚かしさ…、すべてを体感し、すべてを受け入れ、戦争の中でしか生きられない男、ウォーダディー。
アカデミー賞ものの演技のように思います。

脇を固めるシャイア・ラブーフ、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサルらも、どこか壊れたようでありながら、強い絆や仲間意識を持った兵士たちの姿をリアルに演じています。
生と死が隣り合わせの環境で、命を預け合う戦友というのは、あんなふうに愛と嫌悪感を同時に抱いてたりするのかもしれません。

そして、そんなチームに投入され、兵士になっていくノーマンを演じるのは、ローガン・ラーマン。
『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、『ウォールフラワー』などで紅顔の美少年ぶりを発揮していた彼ですが、この作品でティーン俳優から大人の俳優に大きく近付いたと言えるでしょう。



『フューリー』(135分/アメリカ/2014年)
原題:Fury
公開:2014年11月28日
配給:KADOKAWA
劇場:TOHOシネマズ日劇ほか全国にて
監督・脚本:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット/シャイア・ラブーフ/ローガン・ラーマン/マイケル・ペーニャ/ジョン・バーンサル/スコット・イーストウッド/ゼイヴィア・サミュエル/ジェイソン・アイザックス/ケヴィン・ヴァンス/アナマリア・マリンカ/アリツィア・フォン・リットベルク
公式HP:http://fury-movie.jp/


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神さまの言うとおり オリジナル・サウンドトラック
エログロからミュージカルからヤクザ映画から時代劇まで、なんでもこなす日本映画の奇才・三池崇史監督。

なんでもやっちゃう三池監督の最新作は漫画原作の『神さまの言うとおり』。

高校生が理不尽に殺されまくり、斬られた首からは赤いビー玉があふれるようにこぼれ出し、巨大な存在に踏みつぶされ、天変地異とも言えるような理不尽な運命に振り回されていきます。

うーん、生き残るに必要なものは、「知力」「体力」「時の運」か…。
アメリカ横断ウルトラクイズって、真実をついていたのね。。。



<STORY>
高校生の高畑瞬のクラスに、ダルマが現れた。そして突然“ダルマさんが転んだ”を始め、動いた生徒たちの首を次々に吹き飛ばし始める。生き残って教室を抜け出した瞬は、他の生き残りの生徒たちが集まっている体育館に逃げ込んだ。そこでまた招き猫に襲われるが、瞬、問題児の天谷武、瞬の幼なじみの秋元いちかの三人が生き残る。その頃、各地の高校で同じような殺戮が行われ、生き残った生徒たちは空飛ぶ立方体の中に集められていた…。


<Cheeseの解説>
ダルマさんが転んだ、かごめかごめ、カン蹴りなど、日本で育った人なら誰もが一度は遊んだことのある“ゲーム”が、次々に高校生たちを殺していく本作。
高校生たちをどんどん殺していくのは、ダルマ、招き猫、コケシなどのキャラクターたちです。
そんなキモ可愛いキャラクターたちが、子どものように無邪気に、“神様の言うとおり”に、虐殺を繰り広げていきます。

福士蒼汰くん、神木隆之介くん、染谷将太くんら、注目の若手俳優たちが、そんなキャラクターたちと命をかけた戦いに挑んでいくのです。

三池監督の以前の作品、『悪の教典』でも、同じように高校の校内で生徒たちが次々に惨殺されていきます。
でも、その殺人鬼はあくまでも人間。彼が殺人鬼になった理由は共感はできなくても、なんとなく理解はできます。

しかし、本作で殺人を犯すのは、ダルマ、招き猫、コケシ。
そんなキャラクターたちが生きて動くだけで、既に意味不明です。

主人公たちは、そんな理不尽で意味不明な環境に投げ込まれ、ただ自分の勘を研ぎすませ、生存競争に挑んでいかなくてはならない…。
ある意味、高度成長期からバブル期を経て、停滞した経済の中で、昔の若者たちよりも人生のモードがハードモードになっている若者たちの現状を現しているとも言えるのかもしれません。
これからの10年は、これまでの50年では思いもつかなかったような技術が発達し、これまでの経験則だけでは生き抜けないような、新たな時代がやってくるのでしょうし。。。


この映画『神さまの言うとおり』、ハードな現場で若手俳優たちが体当たりでかなり頑張っていると思います。
特に、神木隆之介くんの豹変ぶりはさすがです。

まあ、惜しむらくは、ダルマや招き猫のCGが、いかにもCGっぽくちょっと不自然だったりするところでしょうか。
CGキャラと同じ画面に入る撮影に役者もスタッフも慣れていないのか、体育館のシーンはかなりもったいない出来だと思います。


『神さまの言うとおり』(117分/日本/2014年)
公開:2014年11月15日
配給:東宝
劇場:全国にて
原作:金城宗幸
ART:藤村緋二
製作:市川南
監督:三池崇史
脚本:八津弘幸
出演:福士蒼汰/山崎紘菜/染谷将太/優希美青/大森南朋/リリー・フランキー/神木隆之介
声の出演:トミーズ雅/前田敦子/ダチョウ倶楽部/山崎努/水田わさび/小桜エツコ
公式HP:http://www.darumasanga.com/


神さまの言うとおり オリジナル・サウンドトラック
監督:三池崇史 音楽:遠藤浩二
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