映画 ホビット 決戦のゆくえ オリジナル・サウンドトラック
2001年の『ロード・オブ・ザ・リング』から始まった、ピーター・ジャクソンに導かれて中つ国を巡る旅も、この『ホビット 決戦のゆくえ』でとうとう終幕を迎えます。

2001年の『ロード・オブ・ザ・リング』、2002年の『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、2003年の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』。
そして、2012年の『ホビット 思いがけない冒険』、2013年の『ホビット 竜に奪われた王国』、2014年の『ホビット 決戦のゆくえ』。
うーん、長い旅だったわ。
特に「ホビット」シリーズになってからは、ハイフレームレート3Dの映像で、今までになかった映像世界を見せてくれましたね。。。

ビルボとトーリン、バルドと息子、キーリとタウリエルなどの物語ももちろん感動的なわけですが、個人的にはどんなにいじめられてもめげずに頑張るガンダルフや、お年の割りに華麗にスピーディーに戦うサウロン、スーパーパワーを発揮する奥方・ガラドリエルたちが切る見得の方に、ついつい拍手したくなってしまったり。

なんというか、ひとつの作品というだけでなく、ひとつの世界が終わってしまったようで、うれしさとともに淋しさを感じてしまうのでした。。。


<STORY>
ホビット‐決戦のゆくえ‐映画版
エレボールのふもとにある港の街は、解き放たれた邪竜・スマウグに襲われ、壊滅状態に。しかしバルドが放った黒い矢でスマウグは死に、バルドは生き残った人間たちを率いてエレボールを目指す。スマウグが死んだというニュースは中つ国をかけめぐり、オークやエルフの軍隊もエレボールに向かっていた。その頃、ドワーフの王トーリン・オーケンシールドはエレボールの地下に残された黄金に魅入られていた。ビルボはトーリンの目を覚まさせようとするが…。


<Cheeseの解説>
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『ホビット 竜に奪われた王国』で、エレボールからスマウグを解き放ったところから始まる本作『ホビット 決戦のゆくえ』。

『ホビット 思いがけない冒険』、『ホビット 竜に奪われた王国』ではさんざん恐怖の対象として描かれたスマウグくん、意外とあっさりと…。
その後は、原題に“The Hobbit: The Battle of the Five Armies”とあるとおり、エレボールをめぐる5軍の戦いが描かれるわけです。

スマウグがエレボールを出た後、これまでずーっと威風堂々とドワーフの王として高貴さや剛胆さを見せていたトーリン・オーケンシールドに異変が現れます。
恐怖の対象がいなくなりすべてが自分のものとなった時、長い間竜と共にエレボールに保存されていた黄金に魅入られ、人間が変わってしまうわけです(あ、ドワーフが変わってしまうと言うべきか…)。

黄金に魅入られ自分と黄金だけを愛するようになってしまった王は、彼の臣下であるドワーフたちの進言も聞きません。
さらには、一緒に旅を続けて続けて来たホビットのビルボをも、盗人ではないかと疑い始める始末。
力と金を手に入れた権力者というのは、やはりこうなってしまうのでしょうか。。。

そして、エレボールの外では、バルド率いる人間、エルフ、オーク、ドワーフたちが激しい戦いを繰り広げているのです。
たくさんの黄金をうちに秘めたエレボールはどの軍の手に落ちるのか?
トーリンの目は覚めるのか?
そしてビルボの運命は?


と、いろいろ盛りだくさん。
これはもう、14年間の熱い想いと共に、大スクリーンでHFRの素晴らしい映像を堪能して欲しいと思います。


うーん、それにしても、ピージャ監督、長い間お疲れ様でした!
素敵な中つ国の世界の旅に私達を連れて行ってくれて、どうもありがとう!!



『ホビット 決戦のゆくえ』(145分/アメリカ/2014年)
原題:The Hobbit: The Battle of the Five Armies
公開:2014年12月13日
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場:新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて
原作:J・R・R・トールキン
監督・脚本:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ギレルモ・デル・トロ
出演:マーティン・フリーマン/イアン・マッケラン/オーランド・ブルーム/ルーク・エヴァンス/リチャード・アーミティッジ/エヴァンジェリン・リリー/ケン・ストット/ジェームズ・ネスビット/エイダン・ターナー/ディーン・オゴーマン/グレアム・マクタヴィッシュ/アダム・ブラウン/ピーター・ハンブルトン/ジョン・カレン/マーク・ハドロウ/ジェド・ブロフィー/ウィリアム・キルシャー/スティーブン・ハンター/リー・ペイス/ケイト・ブランシェット/ヒューゴ・ウィーヴィング/クリストファー・リー/シルヴェスター・マッコイ/マヌー・ベネット/ローレンス・マコール/ビリー・コノリー/ミカエル・パーシュブラント/スティーヴン・フライ/ライアン・ゲイジ/ジョン・ベル/ブレット・マッケンジー/サイモン・ロンドン/ロビン・カー
声の出演:ベネディクト・カンバーバッチ
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitbattleofthefivearmies/


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5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが、CIAの元スパイを演じる映画『スパイ・レジェンド』。

『007/慰めの報酬』でボンド・ガールを演じたオルガ・キュリレンコが事件の鍵を握る女性・アリスを演じているということもあり、どこか「007」シリーズを意識したようなこの作品。

ビル・グレンジャーの人気スパイ小説シリーズ「ノベンバー・マン」シリーズ初の映画化と言うことで、これからもどんどん映画化されていくのか? 気になるところです。
まあ、既に還暦を迎えているピアース・ブロスナンが、いつまでこんな身体を張った役ができるのか、ちょっと気になりますが…。


<STORY>
ピーター・デヴェローは、CIAの元スパイ。スイスのローザンヌで隠遁生活を送っていたが、かつて愛した同僚の女性スパイ・ナタリアの回収作戦に参加することに。彼女はロシアの新大統領候補、フェデロフの秘密を掴んだのだ。デヴェローはナタリアを助け出すが、彼女は「ミラ・フィリポワ」という名を言い残し、射殺されてしまう。怒りに燃えるデヴェローは、CIAとロシアの殺し屋を出し抜いて、ミラと最後に交流があった女性・アリスを探し出す…。


<解説>
November Man
この作品の原題は『The November Man』。
ピアース・ブロスナン演じる主人公、ピーター・デヴェローのコードネームです。
このコードネームの意味は「彼の行くところ、冬が訪れたように生き物がいなくなってしまう」ということで、彼の歩いた後にはぺんぺん草も生えないような、冷血非道なスパイというところでしょうか。

しかし、この作品ではピーター・デヴェローは既にCIAから引退し、スイスのローザンヌでカフェを営んでいるという設定。
そんな彼が、かつての相棒で今ではCIAでそれなりの立場にいるハンリーに呼び戻され、かつて愛した女性スパイ・ナタリアを助けることになるのです。
しかし、ナタリアはCIAに殺されてしまい、彼はCIAのミッションを潰しにかかるのです。

そんなデヴェローが守るのは、ロシアの新大統領候補、フェデロフの秘密を握る女性につながるソーシャル・ワーカーのアリス。
そして、デヴェローとアリスを、ロシアの殺し屋と、CIAのメイソンが襲ってきます。

しかも、CIAのメイソンは、かつてのデヴェローの教え子。
彼はかつての上官でありながら、自分を認めなかったデヴェローに自分の実力を認めさせようと、必死で襲ってくるのです。

かつて愛した女性、かつての相棒、かつての教え子。
デヴェローは、自分の過去に襲われ、未来を妨害されることになるのです。

そして、それはデヴェローの守るアリスも同様です。
デヴェローの庇護を受けながらも、自分の力で過去と対決しようとします。。。


そういう“過去の清算”という意味では、還暦を過ぎたピアース・ブロスナンは、かなり適役。
昔とった杵柄で、スパイスキルを活用して敵をスマートに倒しつつ、オヤジの渋さ、カッコ良さも見せつけてくれます。
さらに、オヤジのカッコ良さだけでは物足りないという人には、1989年生まれのオーストラリア生まれの新星、ルーク・ブレイシーが待機。
若者ならではの肉体アクション、若さゆえの青臭さを見せてくれているので、新旧イケメンスパイ対決という意味でも楽しめるでしょう。


普段、どうしても非人間的な描かれ方をすることが多いCIAのスパイですが、この『スパイ・レジェンド』は彼らの人間くささにも焦点を当てて描いています。
『ダンテズ・ピーク』でもタッグを組んだロジャー・ドナルドソン監督と共に、ピアース・ブロスナンが製作総指揮を務めるこの作品、スパイ・アクションとしても、人間ドラマとしても楽しめる一作です。



『スパイ・レジェンド』(108分/アメリカ/2014年)
原題:The November Man
公開:2015年1月17日
配給:KADOKAWA
劇場:角川シネマ有楽町、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて
原作:ビル・グレンジャー
監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:マイケル・フィンチ/カール・ガイジュセク
出演:ピアース・ブロスナン/ルーク・ブレイシー/オルガ・キュリレンコ/ビル・スミトロヴィッチ/ラザル・リストフスキー/エリザ・テイラー/カテリーナ・スコーソン/アキー・コタベ/ウィル・パットン/パトリック・ケネディ/アミラ・テルツィメヒク/メディハ・ムスリオヴィック
公式HP:http://spylegend.jp/


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■映画『美女と野獣』(2014.09.23 UP)
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<3位>
■映画『ヘラクレス』(2014.09.25 UP)
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<4位>
■映画『神さまの言うとおり』(2014.10.24 UP)
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<5位>
■映画『インターステラー』(2014.11.18 UP)
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<6位>
◎iPhoneタッチパネル不調の顛末(2009.12.18 UP)
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<7位>
■映画『紙の月』(2014.10.20 UP)
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<8位>
■映画『サボタージュ』(2014.09.27 UP)
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<9位>
◆この親にしてこのパリス/「ヒルトン家の華麗なる一族」(2011.12.10 UP)
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<10位>
■映画『寄生獣』(2014.10.22 UP)
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今月は、10コンテンツ中、映画レビューが7つ。

しかも、11月18日にアップした『インターステラー』が5位に入っているのもうれしいところです。

その他も、10月にアップした『神さまの言うとおり』、『紙の月』、『寄生獣』、9月にアップした『美女と野獣』、『ヘラクレス』、『サボタージュ』と、すべて新しいタイトルなのもうれしいところ。

12月はまだまだ話題作の公開も続きますし、『フューリー』あたりもランキングに入って来そうな気がします。