2014年、今年も多くの映画に素晴らしい時間をもらいました。
ちょっと忙しい時期があり、なかなか映画を観たりブログを公開したりできなかったりもしたのですが、ひっそりとDVDで過去作を観たりして心を慰めていたものです。

さて、そんな2014年に公開された映画の中から、好きだった映画を10作ほど選んでみたいと思います。
選出基準は、単純に、好みです。
ランキングではなく、公開日順に作品を並べていきます。


『ラヴレース』(93分/アメリカ/2012年)
原題:Lovelace
公開:2014年3月1日
配給:日活
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開
Official Website:http://lovelace-movie.net/
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/lovelace/


『アナと雪の女王』(102分/アメリカ/2013年)
原題:Frozen
公開:2014年3月14日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
劇場:全国にて
Official Website:http://www.disney.co.jp/movies/anayuki/
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/frozen/


『LIFE!』(115分/アメリカ/2013年)
原題:The Secret Life Of Walter Mitty
公開:2014年3月19日
配給:20世紀フォックス映画
劇場:TOHOシネマズ 日劇ほか全国にて
Official Website:http://www.foxmovies.jp/life/
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/life/
オトコに見せたいこの映画『LIFE!』:http://www.menstrend.jp/navigators/1432/5248movie-158.php


『サンシャイン/歌声が響く街』(100分/イギリス/2013年)
原題:Sunshine On Leith
公開:2014年8月1日
配給:ギャガ
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開
Official Website:http://sunshine.gaga.ne.jp/
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=70560


『リトル・フォレスト 夏編・秋編』(111分/日本/2014年)
公開:2014年8月30日
配給:松竹メディア事業部
劇場:全国にて
Official Website:http://littleforest-movie.jp/
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=70950
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/littleforest-sa/


『ケープタウン』(107分/フランス/2013年)
原題:Zulu
公開:2014年8月30日
配給:クロックワークス
劇場:全国にて
Official Website:http://capetown-movie.com/
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/zulu/


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(121分/アメリカ/2014年)
原題:Guardians of the Galaxy
公開:2014年9月13日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
劇場:全国にて
Official Website:http://studio.marvel-japan.com/blog/movie/category/gog
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71266
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/gog/


『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(122分/アメリカ/2014年)
原題:The Hundred-Foot Journey
公開:2014年11月1日
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
劇場:全国にて
Official Website:http://www.disney.co.jp/movie/spice.html
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=71914
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/the-hundred-foot-journey/


『インターステラー』(169分/アメリカ/2014年)
原題:Interstellar
公開:2014年11月22日
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場:新宿ピカデリーほか全国にて
Official Website:http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=69679
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/interstellar/


『チェイス!』(151分/インド/2013年)
原題:Dhoom 3
公開:2014年12月5日
配給:日活、東宝東和
劇場:全国にて
Official Website:http://chase-movie.jp/
シネマクエスト レビュー:http://cinema.co.jp/title/detail?id=72129
c-movie.jp レビュー:http://c-movie.jp/review/dhoom3/


他にも大好きな映画が多く、選ぶのが難しかったのですが、悩んだすえに、上記の10作品で。。。

選んでみて思うのは、私はやはり「映画が好き」な映画が好きだと言うこと。
「映画を通して、観る人を楽しませたい、喜ばせたい、驚かせたい」という心が伝わってくるような映画が好きなのですね。

それと、自分が女性だということもあるのでしょうが、女性の成長を描いた映画にも心が動かされます。
自分の中の荒ぶるものを持て余していた女の子が、それを制御できるようになり、現実と折り合いをつけていくようになる姿には、どうにも胸が熱くなってしまい。。。
『ラヴレース』『アナと雪の女王』「リトル・フォレスト」シリーズに惹かれてやまないのも、やはりそういう理由なのだと思います。
ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ビッグ・アイズ 光沢プリント
1960年代にアメリカで人気を博したポップ・アート画家、マイケル&マーガレット・キーン夫妻の物語を描いたこの作品、『ビッグ・アイズ』。

ティム・バートン流のキュートな味付けや夫・マイケルを演じたクリストフ・ヴァルツのチャーミングさでなんとなく中和されていますが、実はとっても怖い作品です。

一見魅力的でカリスマもあり、人の心を巧みに操るサイコパスの底知れない恐ろしさ、この作品を観るとよくわかるのではないでしょうか。
個人的には、夫に心理的に支配される心理的ドメスティック・バイオレンス映画に思え、面白く観つつも、心が冷えるような恐ろしい思いで観ていました。。。


<STORY>
Big Eyes
1958年、娘を連れて夫から逃げたマーガレットは、サンフランシスコで暮らし始める。美大を卒業した彼女は似顔絵を描き始めるが、そこでパリで絵を学んだと言うウォルター・キーンと出会う。二人は恋に落ち、すぐに結婚。ある日、ナイトクラブに飾っていたマーガレットの絵が大人気に。しかしウォルターはマーガレットの“ビッグ・アイズ”の絵を自分が描いたと発表しており、マーガレットは影武者として絵を描き続けることになる…。


<Cheeseの解説>
ポスター A4 パターンB ビッグ・アイズ 光沢プリント
2014年に日本を賑わせたゴーストライター問題。
ある作曲家が作った曲を、別の作曲家が自分のものとして発表していたという問題ですが、本作『ビッグ・アイズ』はそれを思い起こさせる物語です。

主人公はエイミー・アダムス演じるマーガレット・キーン。
夫の支配から逃れて幼い娘を連れてサンフランシスコにやって来て、美大卒の経歴を活かして絵で生計を立てようとし、そこで日曜画家のウォルターと出会います。

人当たりが良くチャーミングで、人を喜ばせるサービス精神があるウォルターに、マーガレットはすぐに惹かれ、結婚してしまいます。
でも、人当たりの良さは口のうまさでもあり、サービス精神は人を従わせるための手練手管でもあるのです。

大きな瞳を持つ子どもたちを描くマーガレットの絵は、素人っぽく芸術ではないと評されがちでしたが、ウォルターは自分の絵と画廊に一緒に売り込もうとしてくれます。
自分の絵を認めてくれるウォルターは、その時のマーガレットには心強いパートナーだったことでしょう。

しかし、ある日ウォルターはマーガレットの絵を自分が描いたものとして、悪気なさげに人に売ってしまいます。
そしてそのままマーガレットの絵を自分のものとして発表し続け、マーガレットはなし崩し的にゴーストライターとして誰にも言えない秘密を抱えることになるのです。

そうやって、マーガレットは知らず知らずのうちに心まで支配され、ウォルターに従属してしまうのです。
決して悪びれることなく悪事を働き、人を思い通りに動かそうとするウォルターは、まさに一種のサイコパスと言えるでしょう。
また演じているクリストフ・ヴァルツがホントにチャーミングでね…。
ボーダーのロングTシャツとか着ちゃって画家を気取ったりしてしまうあたり、なんともキュートで、そのキュートさに、ごまかされてしまう女性は多いはず。

娘を抱えて最初の夫から逃げて、心が弱っている時についフラフラと口のうまい男に惹かれてしまう心理。
その口のうまい男が決して良い人物ではないと気付きながらも、自分をごまかしてその男を信じようとしてしまう心理。
ウォルターに対して友人から何かを言われても、それを肯定すると自分のこれまでを否定することにつながると、友人の心配を無視して、あえて孤立してしまう心理。

この『ビッグ・アイズ』、そんなサイコパスに従属してしまう女性の様子を、ポップで可愛い絵と言う甘いコーティングに包みつつ、しっかりと描いています。
そんな意味で、人間の怖さ、人間の弱さを描いた、本当に恐ろしい作品だと思うのでした。
ティム・バートン監督じゃなく、ウォルターをクリストフ・ヴァルツが演じていなければ、心理ホラーになっていたのではないでしょうか。。。



『ビッグ・アイズ』(106分/アメリカ/2014年)
原題:Big Eyes
公開:2015年1月23日
配給:ギャガ
劇場:TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて順次公開
監督:ティム・バートン
脚本:スコット・アレクサンダー/ラリー・カラツェウスキー
音楽:ダニー・エルフマン
出演:エイミー・アダムス/クリストフ・ヴァルツ/クリステン・リッター/ジェイソン・シュワルツマン/テレンス・スタンプ/ダニー・ヒューストン/エリザベッタ・ファントン/ジョン・ポリト/ジェームズ・サイトウ
公式HP:http://bigeyes.gaga.ne.jp/


ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ビッグ・アイズ 光沢プリント
写真フォトスタンド APOLLO
売り上げランキング: 159,386


Big Eyes
Big Eyes
posted with amazlet at 14.12.31
Universal Music LLC (2014-12-23)
売り上げランキング: 2,401

ティム・バートン 3ムービー・コレクション ブルーレイ (期間限定) [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2013-09-18)
売り上げランキング: 21,404

ビッグ・フィッシュ [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2010-04-16)
売り上げランキング: 5,683

エド・ウッド [DVD]
エド・ウッド [DVD]
posted with amazlet at 14.12.31
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2006-01-25)
売り上げランキング: 20,500
ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA プリデスティネーション 光沢プリント
2008年に『デイブレイカー』でイーサン・ホークを主演に迎え、一風変わった吸血鬼映画を作り上げた双子のマイケル&ピーター・スピエリッグ監督。

彼らが再びイーサン・ホークを主演に迎えて製作した独特のタイムトラベル映画が、『プリデスティネーション』。
バイオリンケースのような時空移動機を手に、1940年代から1970年代、1980年代を移動する時空警察のエージェントを描いています。

タイムトラベルという未来的なテーマを独特の映像と解釈で描くこの作品、短尺でぴりっと面白い、不思議な感覚のSF映画です。


<STORY>
時空警察のエージェントは、1975年にNYで巨大な爆発事件を起こす“フィズルボマー”という爆弾魔を追っていた。彼の逮捕のため、エージェントは1970年のNYに飛び、あるバーにバーテンダーとして潜入する。そこに“未婚の母”というライターが現れ、彼に自分の数奇な運命を語り出す。彼女は孤児院の前に捨てられており、ジェーンと名付けられ、変わり者の少女として育った。そんな彼女は政府系企業スペースコープで様々な訓練を受けるが、適性試験で落選してしまう。そして、ある男性と恋に落ち彼の子どもを妊娠するが、その男性は姿を消したという…。


<Cheeseの解説>
ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB プリデスティネーション 光沢プリント
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作である「宇宙の戦士」(1959年)などを著した小説家、ロバート・A・ハインライン(1907年~1988年)。
“SF界の長老”と呼ばれた彼が1959年に著した小説「輪廻の蛇」を映画化したのが、本作『プリデスティネーション』です。

時空を旅する捜査官を主人公にタイムパラドックスをテーマとした2014年に作られた作品ですが、原作が1959年に書かれており、主な舞台が1970年代と1940年代ということで、どこかレトロな雰囲気。
劇中で描かれる“宇宙旅行のための政府系企業”スペースコープ社の様子など、かなりレトロフューチャーで素敵です。

ここで描かれるのは、ある一人の人間の数奇な運命。
究極の自己完結というか、究極のタイムパラドックスとも言える物語で、荒唐無稽と言えばそうなのですが、不思議な説得力があります。

この映画を観た後は、タイムパラドックスとは何か、タイムトラベルとは何か、思わず調べてみたくなるでしょう。
複雑なストーリーの謎解きを、レトロな映像で見せることで不自然に見せないスピエリッグ兄弟の手腕、なかなか上手です。
前作の『デイブレイカー』もそうでしたが、独特の世界観構築がうまいのでしょうね。


劇中でさりげなく出てくる“卵が先か、にわとりが先か”という言葉や、ジュークボックスで流れる古い曲「I'm My Own Grandpa」など、さりげない暗示がいくつか。
こういった暗示を見つけるのも、なかなか楽しい作業と言えるでしょう。



『プリデスティネーション』(97分/オーストラリア/2014年)
原題:Predestination
公開:2015年2月28日
配給:プレシディオ
劇場:新宿バルト9ほか全国にて
原作:ロバート・A・ハインライン
監督:マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク/サラ・スヌーク/ノア・テイラー
公式HP:http://www.predestination.jp/




輪廻の蛇
輪廻の蛇
posted with amazlet at 14.12.27
ハインライン ロバート・A
早川書房
売り上げランキング: 23,454

デイブレイカー [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2011-06-02)
売り上げランキング: 81,900

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))
ロバート・A・ハインライン
早川書房
売り上げランキング: 73,951

スターシップ・トゥルーパーズ [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2010-12-22)
売り上げランキング: 35,089