□映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』

笑福亭鶴瓶が怪盗グルーの声を演じていることでも話題の映画『怪盗グルーの月泥棒 3D』。
ユニバーサルが初めて3Gアニメに取り組んだということでも話題の一作ですね。

バナナからできた黄色くて変な生きもの（？）ミニオンたちの活躍も楽しい、家族で安心して楽しめるエンターテインメント作品です。

＜STORY＞
郊外の一軒家で暮らす黒装束の男・グルー。彼はマッド・サイエンティストのネファリオ博士と組んで、史上最悪の悪党を目指している。ある日、月を盗むための“縮ませ光線銃”を手に入れたグルーだが、その銃をベクターというウザい泥棒に盗まれてしまう。その銃を取り戻すため、グルーは三人姉妹の孤児を養女にし、ベクターの家に送りこもうとする。そんなグルーの企みを知らない三人姉妹は、グルーになついてくるのだが…。

＜Cheeseの解説＞
史上最悪の悪党を目指す、情け知らずの男・グルー。
この作品は、そんなグルーが、養女に迎えた三人姉妹と触れあううちに、父親としての優しさに目覚めていく物語です。

まあ、ストーリーとしては割と単純だし、王道なのだけれども、素直に楽しめる一作。

悪党でありつつもママには頭が上がらないグルーとか、常にジャージを着たウザい感じのオタクな泥棒・ベクターとか、キャラクターも面白いし、ジェットコースターなど3Dシーンの浮遊感も楽しいです。
バナナからできた謎の生きもの・ミニオンもかわいいので、グッズも売れて物販の売り上げも期待できそうだし、さすがに手堅い作品だと思います。

笑福亭鶴瓶さんのグルーも、意外性があってなかなか楽しいし、ベクターを演じる山ちゃんこと山寺宏一さんも、さすがの芸達者ぶり。

家族全員でニコニコしながら楽しめる、エンターテインメント作品だと思います。

そうそう、今回私は日本語吹き替え版で観たのですが、英語版ではグルーの声をスティーヴ・カレルが、グルーのママをジュリー・アンドリュースが演じているそうです。
マリア先生に一喝されてうなだれる、40歳の童貞男…、そんなふたりを想像するとちょっと楽しいので、英語版もちょっと観てみたいなぁ。。。

『怪盗グルーの月泥棒 3D』（88分／アメリカ／2010年）
原題: Despicable Me
公開：2010年10月29日
配給：東宝東和
劇場：TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて
監督：クリスティーヌ・ルノー／ピアー・コフィン／セルジオ・パブロス
声の出演：スティーヴ・カレル／クリステン・ウィグ／ジェイソン・シーゲル／ラッセル・ブランド／ジュリー・アンドリュース／ウィル・アーネット／ミランダ・コスグローヴ／ダナ・ガイアー／エルシー・フィッシャー／ケン・チョン／ダニー・マクブライド
声の出演（日本語吹替版）：笑福亭鶴瓶／芦田愛菜／須藤祐実／矢島晶子／京田尚子／伊井篤史／山寺宏一
公式HP：http://tsukidorobou.jp/