現在経験値:1120exp
スキル:効率化、翻訳


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前回までの挑戦記

ナオユキ達は宮水について学ぶことになった。そんな折、ナオユキはミヤとトイレで鉢合わせし、ミヤが実は男だった事を知ったのであった。

◉宮水 = 西宮の水
◉山邑太左衛門の二つの蔵の内、西宮の酒高品質
◉仕込水を替えると質が上がった
◉六甲山系の伏流水が影響
◉宮水は男水


ナオユキ: ワインエキスパート、日本酒、チーズ勉強中、12/15生まれ
酒神バッカス : 古代ギリシャのフォカイア人(フォカちゃん)
山田: 山田錦•酒神バッカスの弟子
ベール: カマンベール•ド•ノルマンディー
ミヤ: 灘の宮水。日本酒案内係 実は男

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ナオユキとベールは、ミヤの素性を聞きしばし茫然としていた。

山田: お主ら、相当驚いたようじゃな〜!まぁまぁそれも良しとして…
どうじゃ拙者の武勇伝でも聞いてみたくはないか?

N: え〜っと…それはつまり武勇伝を話したい…という事でしょうか?

山田: 聞きたくないのなら良いのじゃ…よ。

ベール: 錦くん!聞きたいわ!お話ししてもらえないかしら?

山田: ほほ〜!聞きたいのか!なら話してやろう。

皆んなは心なしか雰囲気が和らぎ山田の話に耳を傾けた。

山田: ミヤよ。吟醸酒とはなんじゃ。

ミヤ: 吟醸、つまり、吟味して醸造し、それによって生まれた日本酒の事を吟醸酒と呼びます。

山田: そうじゃな!この吟醸酒、聞き慣れないかもしれないが、1982年、つまり昭和57年ごろに吟醸酒のブームがあったのじゃよ。

ミヤ: 吟醸酒は作るのがとっても難しいと聞いています。

山田: まだまだ色々な事を話してからじゃないと、吟醸酒を語るのにはまだ早いのじゃが、酒を作る時には『米』『酒母』『麹』などが大切であると言う事は分かるな?

N: はい。実は色んな化学が隠れてるんですよね!

ベール: そうだったわね!お米も大切で、錦くんはとーっても良いお米だったわね!

山田: ホッホッホッ!そうなのじゃ。拙者、山田錦は当時から認めてもらっておって、この吟醸酒が流行っておった頃の日本酒のコンクールでの金賞条件に入れられておったのじゃよ。

N: コンクールで?!凄い事ですよね!

山田: いかにも。

N: (自分で言うなよ…)

ミヤ: 当時は金賞の要件として『YK35』と言われていましたね。
つまり、Yは山田錦、Kは熊本酵母、35は精米歩合35〜40%と言う事ですね。

ベール: 凄〜い!みんなが錦くんに注目してたのね!!

山田: あの頃が一番良かったのかもしれんな〜!まぁ難しい事を色々学んでからこの話に戻らないといけないが、今はまぁ拙者が凄かったと言うことだけ頭に入れておいてくれ。

N: え?今回の話って…ただの自慢話だけじゃん!!

山田: ん?何か言ったか?