こんばんは。
矢野千香子です。


さて、なんだかんだ色々ありましたが、なんとか店も軌道に乗り、常連さんも増えてきました。

オープン前に幾つか仕上げて、あとは状況を見ながら追加で作っていくスタイルを取っていたのですが、12時からに集中するんですね。

ま、お弁当なんでだいたいお昼休みに買いに来られるから当たり前なんですけど。

それが分かってても間に合わなくて、ずいぶんお客様をお待たせしていました。

限られたお昼休みに来店して下さってるのに申し訳なかったです。

ご飯が足りなくなったり、メインが無くなったりで、ひどい時には12時半にソールドアウトしてしまったり・・・

もっと沢山作れば良いのですが、なんせ仕込みも調理も一人でやってたもんだから追いつかないし、1日の販売数が読めなかった(>_<)

メニューを簡単なものにしようかとも思いましたが、「愛情込めた毎日違うおかず」にこだわっていたのでそうもいかず・・・。

さらに、ワンコインで利益を出すのは正直苦労しました。

原価を抑えるには、やっぱり手作りでないとなかなか・・・

主婦の方からは、「メニュー考えるの大変でしょう。」と声を掛けられていました。

それでも、その時は

「お客様に喜んで欲しい。」
「他の店では真似できない内容にしたい。」
「地域一番店になりたい。」


という気持ちが強かったので、毎日毎日、違う内容で、他のお弁当屋さんにはないメニューを考えていました。

常連さんは増えたものの、やっぱり客足には波がありました。

例えば

“ポークピカタ”・・・48食
“からあげ”・・・80食
“チャプチェ”・・・45食
“とんかつ”・・・85食

みたいな。

波ありすぎじゃないか?

とパートさんたちと相談。

60代のパートさん曰く「ポークピカタって何?と思うんじゃない?チャプチェなんて食べたことないし。」

なるほど~

客層は当初の思惑と違い、断然女性が多かったのですが、以外に年配の方もいらしてました。

腰が曲がったおじいちゃん、乳母車を押したおばあちゃん、警備員のおっちゃん。

馴染みのない食べ物は不安で手が出にくいんじゃないか、という結論になりメニューの方向性を変更しました。

馴染みのある物、みんなが知ってるおかず。

からあげ・ハンバーグ・とんかつ・コロッケ・生姜焼きetc...

すると即座に結果として現れた。

毎日の販売数が安定してきたのです!

私たちの〈正確にはパートさんの(^^ゞ〉見解が当たった!

・・・はっきり言って、こんなメニューの方が作るの簡単。

一人で手の込んだものを作る事に限界も感じてたし。

だから他の店でも決まったメニューなんかな(^^;


とにかくこの一件で痛切に感じたことがある。

【やりたい事とやれる事、売れる物は違う】

という事。

この事はどんな商売にでも言える事だと思いました。

こっちがどんなに良いと思うものを提供しようとしても、ニーズがなければ意味がない。

ただの自己満足。

それに気が付くことが大切。

そしてすぐ方向転換する事がリスクを抑える秘訣かな。

この経験はこれからの私の人生に大きく影響する事だな、とつくづく感じました。


つづく。(まだ続くんかい!(笑))


今日もお読みいただきありがとうございました。