共育講座&カラーカウンセリング 太陽と月と空 主宰
共育ファシリテーターの印南満美です。
中学3年の長女のゴールデンウィーク前の学年便りに
掲載されていたアルゼンチンのことわざです
『今寝れば夢を見られる。今勉強すれば、夢を叶えられる』
受験という目標に向かって、今をどのように過ごすのかを
長女と一緒に考える日々です
ところで、先週のニュースでご覧になった方もいらしゃるかも
しれませんが、2012年度版「子ども・子育て白書」にも
盛り込まれることになった統計です。
50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合である
生涯未婚率(2010年時点)は、男性20.1%、女性10.6%
で、初めて男性が2割台、女性が1割台に達したそうです。
1980年時の生涯未婚率は、2.6%、女性4.5%で、
30年前より、男性が約8倍、女性が2倍以上に増えた。
男女共に90年頃から生涯未婚率が急上昇している。
この統計から、お1人お1人がいろいろな見解をお持ちに
なると思います。
ある婚活コンサルタントの分析によると、不景気の影響が大きい
ことと、現代は昔と違って未婚が珍しくなくなり、結婚しなくても
困らない、1人でも生きていける時代であり、結婚にメリットを
感じられないからとの見方があります。
結婚することが良いとか悪いとか、ということを言いたくは
ありません。
しかし、結婚する男女が減り、子どもが少なくなることは、
未来を創る可能性の幅をせばめてしまうことでもあると
思うのです。
結婚とは、人間の発達段階において「愛」を獲得する成人期に
おいて「特定の異性と親密な関係をもつことで相手を尊重し、
大切に思う気持ちを育む」という成長のためのひとつの形です。
少子化対策が叫ばれていますが、子どもを産みたくない、
さらには結婚しない(したくない)社会を作っているのは、
私たちであるという意識を持つべきだと切に感じます。
そして、私たちが共育でもお伝えしているように、
親子のコミュニケーションは、子どもがそれぞれの発達段階に
おいて、学校、就職活動、恋愛・結婚、仕事、地域での関わりや
コミュニケーションをしていく基礎(ベース)になるので、
まずは親子の関わり、コミュニケーションを育んでいくことが
より良い社会への第一歩ではないでしょうか?
子どもたちが、結婚したいと思える社会にしていきませんか?
この統計を見て、みなさんと分かち合っていきたい気持ちが
高まりました