読んでみたら構成としては朝が来る、と同じで、
2つの構成で2人の女性のそれぞれの目線で語られるストーリーでした。
朝が来るほどの悲惨さはないですが、
女性同士のマウンティングと言うか、
表と裏なのか、Different point of viewなのか、
見方によっては誰しもが痛く見えました。
だからといってこの作品は「女性にとっての幸せとは?」みたいなことを別に考えさせるわけではないけれど、
完全同意とはいかずとも、それぞれの女性に所々共感するところがあり、
みんな、そんなもんだよね、と思いました。
みずほの母娘関係がこの事件や、チエミを探す過程でどう影響しているのかは正直分からなかったけど、
チエミの母娘関係は、結末を知って泣けました。。。何にも別に何か変わってしまったわけではないんだと。愛され、愛していたことで、
より一層すごくツラくなりました。