本日は第99回、占い師自身の価値観についてお話します。

 

あなたは占い師の個性を決める要素はなんだと思いますか?

ルックス的な要素ももちろん必要です。しかし、見た目が派手なだけで中身のない占い師はやがて飽きられます。

占い師の個性は、やはりリーディングの深さ、内容の伝え方、そして何よりお伝えしたあとの助言・アドバイスにあるのではないでしょうか?

 

助言やアドバイスには、占い師自身の価値観が大きく影響を与えます。

今回の動画では、助言・アドバイスについてお話をしていきます。

 

それでは本題に入ります。

 

前回までの動画で、相談の聞き方、他力本願にさせないこと、伝える順番についてお話をしてきました。それらを踏まえ、では次に「何を話せばいいか」というお話です。

 

占い結果を話せばいいんじゃないの?

 

と思った方。確かにその通りです。

しかし、ここで一旦考えて欲しいのですが、あなたの助言やアドバイスは、占いの結果とは別でお伝えしていますか?それとも占いの結果に混ざり込んでしまっていますか?

分かりにくいかもしれませんので、別の言い方をすると、リーディングをお伝えするときに、アドバイスの要素のカードが意味するものに、自分の価値観や思想を乗せてしまっているかどうか、ということです。

 

ここを意識できている人と、意識できていない人では、リーディングの説得力が変わってきます。

もちろん、助言やアドバイスの部分に占い師自身の価値観が乗ってしまうことは悪いことではありません。むしろ、占い師の個性を考える時、何を話すかは重要な要素です。

しかし、気をつけなければいけないことは、無自覚なままに占い師の価値観、思想をカードの意味に乗せてしまってお客様に押し付けていないか、ということです。

 

最も理想的なのは、アドバイスのポジションに出たカードは、カードの意味をそのまま読んで、それを踏まえた上で、別枠で占い師自身の信条に基づいたアドバイスをするやり方です。

 

スプレッドの動画などでもお話しましたが、カードのコンビネーションを考慮せずに、直感という名の思い込みでタロットをリーディングしている方は、リーディングそのものが、占い師自身の価値観や思想、もっというと普段からのものの考え方に必ず引っ張られています。
そして大体において、その思いつきはカードの意味と、占い師のアドバイスをごちゃ混ぜにして読んでいきます。

要はカードを使って自分の価値観を披露しているだけです。

 

 

ちゃんとタロットを勉強してリーディングをしている方は、極力その影響を少なくすることができます。カードの象徴からカードを読もうとするからです。

しかし、その後にも罠が潜んでいます。それは、カードのリーディングを踏まえ、助言やアドバイスをするときに、無意識に自分の価値観を押し付けてしまう罠です。

 

例えば、ですが、ワンドの10の場合。

良かれと思って取り組んできたことが、かえって自分の負担になっているというカードです。

これはそのまま読めたとします。

では、このカードが読んだ後に、どのような助言やアドバイスをするか。

相談者の状況など考慮せずに条件反射的に「手放しましょう」とか言ってしまっていないか、です。

他には、「ありのままのあなた」「すでに持っています」「もう答えは決まっています」「手を伸ばしましょう」などの言葉も危険ですね。

 

ポジティブな、前向きな建設的な助言やアドバイスは当然必要です。

むしろ、お客様を前向きな気持ちにさせてからセッションを終えるのが鉄則です。

 

しかしだからと言って、思考停止して条件反射的に前向きな助言やアドバイス、特に見られるのがふわスピ用語を使ってしまっては、焦点がずれてしまったり、魂が入ってなかったりしてしまいます。これは占い師の価値観云々というよりかは、思考停止で個性がないものに感じられてしまいます。

 

話が少しずれましたので戻します。

リーディング結果からどのようなアドバイスや助言を行うか。

これはスプレッドのアドバイスポジションのカードを読んだ後に、占い師の見解として話すアドバイスの話です。

ここに占い師の個性が出ます。言い換えると占い師の価値観が色濃く出てきます。

 

繰り返しますが、助言やアドバイスに占い師自身の価値観が乗ってしまうことは悪いことではありません。むしろ、占い師の個性を考える時、何を話すかは重要な要素です。

しかし、気をつけなければいけないことは、無自覚なままにカードの意味に占い師の価値観、思想をお客様に押し付けていないか、ということです。

 

例えですが、女性の幸せは結婚して子どもを産み育てること、という信条の占い師は、その前提で鑑定をするため、独身で仕事や趣味を極めようとしている女性の生き方に対して、どんなカードやスプレッドになっても、結局は否定しがち、みたいなことです。

 

最も顕著に出るのは不倫に対する考え方ではないでしょうか。

不倫の占いはお断りという占い師さえいます。

不倫で悩んでいる方に対して頭ごなしに説教するのはいかがなものかと思います。

不倫で悩んでいると一括りにしても、ダメだと分かって抜け出せないという方もいれば、倫理観ゼロの方もいます。不倫を肯定してほしい人もいれば、自分で自分を責め続けている人もいます。

占い師自身の価値観や信条は一旦置いといて、相談のヒアリングやリーディングは極力ニュートラルに保つという意識が必要です。

 

私であれば、公務員をメンタル不調で辞めてから自営業という経験から、メンタル問題での転職や副業などには「やっちゃえよ」的な思考の傾向がある、みたいなものです。

 

「それ言いがちだよな」というのを占い師自身が自覚できていれば、それを捨てる必要はないけれども、ヒアリングやリーディングの際に一旦脇に置いておくことはできます。

 

お客様の中には、「占い師の個人的な見解はいらないからカードはどう出ているのか」だけを求めてくる方もいれば、占い師が持っている知識からを参考にしたい方、占い師個人の考え方を聞きたい方、それぞれいらっしゃいます。

ですので、カードと個人的信条・価値観を切り分ける意識をしておけば、どのケースでも対応可能とななります。

 

 

何を伝えるかについては、認知バイアスの問題も絡んできます。

今回は専門的な内容は省略しますが、お客様が望んでいる言葉を察知して、それを無意識に選んで出してしまう、とか、自分が共感したものの反対の立場からは考えることができない、とか、そういった、占い師自身の思考の偏りも意識するといいかもしれません。

 

 

以上、いかがでしょうか。

 

今回は、占い師自身の価値観は大切にしなければならないが、無自覚なままに助言やアドバイスを行うのではなく、自分の価値観や思考傾向を把握しながらコントロールしましょうね、というお話でした。

 

今一度、ご自身について振り返ってみてください。

 

本日のレッスンは以上です。

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次はいよいよ第100回、卒業検定をお送りします。

本日は第98回、伝える順番についてお話します。

 

そろそろ1枚引きや3枚引きを卒業してケルト十字スプレッドやヘキサグラムスプレッドにチャレンジしてみよう、そう思った方が最初にぶち当たる壁が、どこからお客様にお伝えしたらいいか、という、いわゆる「伝える順番」ではないかと思います。

 

ありがちなのは、「過去は・・・現在は・・・」などのように時間軸の過去から話し始めるパターンです。これが悪いというわけではありませんが、お客様の立場からすると、必ずその順番が聞きやすいものとは限りません。お客様によっては結論から先に知りたい方もいれば、全体の概要から聞きたい方もいます。そういったお客様の場合、「過去」から順番に話を聞かされるというのは、まどろっこしいというか、ちょっとした苦行にさえなってしまいます。

 

今回の動画では、この「伝える順番」について、なぜスプレッドの「過去」から話しがちなのか、「伝える順番」の考え方はどうしたらいいか、についてお話をしていきます。

 

それでは本題に入ります。

 

まず、初心者の方がスプレッドで「過去」から読んでしまいがちな問題について。

人の認識として、物事を順序立てて話すとき、時間軸の考え方、つまり過去から現在、そして未来へ視点を移していく流れは、普段の私たちが意識することなく行っている考え方です。

そしてスプレッドも左から右に読んでいく、というのは、もはやデフォルトとなっています。

 

あと、これはよく言われることですが、日本語の特徴で結論は最後にくる、ということも、スプレッドを過去から読んでいきがちの要因だと考えることができます。

 

しかし、タロットリーダーとしてもっと意識した方がいいことがあります。

それは、カードを読む、つまりリーディングするということと、お客様に言葉でお伝えするという行為は別の工程であることを意識することです。

 

リーディングはカードの並べられたスプレッドを読んでいくこと。他の言葉で言えば解釈していくこと、ストーリーを紡ぐこと、筋を通していくことです。

一方、お客様にお伝えするというのは、リーディングしてある程度まとまったストーリーを順番を再構成してお伝えするということです。

 

タロットリーダーの頭の中でカードを読み解いていきながら同時に言葉で伝えていくことは、悪いことではありません。むしろ初心者の頃はそのやり方が有効でもあり、上達した後でも、お客様をセッションに巻き込むためにあえてその方法を取ることもあります。

 

しかし、初心者のうち、つまりリーディングがまだ、ままならない時は、頭に浮かんだことをその都度言葉にしていくと、途中で解釈の方向を変えないといけない時に困ることになります。

「いや、やはりそうではなくて・・・」を連発すると、それまで説明したことが全部見当違いの独り言になってしまい、お客様から不信感を抱かれたりしますし、タロットリーダー側がミスや誤りを認めたくないために、最初の間違った方向性を無理やり続けてしまうような態度をとってしまうことにもつながってしまいます。

 

当然、30分の鑑定時間なら、その30分を意味のある時間にしなければなりません。

途中で解釈の方向性が間違ったなと感じた場合は、軌道修正をすることが重要です。

ただ、その都度軌道修正をしていると、お客様からすると行き当たりばったりだな、と感じられてしまいます。

ですので、最初は難しいかもしれませんが、ある程度、解釈をして筋や立てる、あるいは全体の雰囲気を掴むことを意識してください。

 

では、リーディングの工程とお伝えする工程が別だと理解した上で、じゃあ、どのような順番でお伝えしたらいいのか、というお話をします。

 

一言で言うと、ケースバイケースということになってしまうのですが、それだと身も蓋もないので、ここでも2つヒントをお伝えします。

 

一つは、スリーカードのレッスンの時にお伝えしましたが、この相談で重要なポイントはどこか、をあらかじめ把握しておき、そこを話の起点にする、というやり方です。

重要箇所のカードに対して他のポジションのカードが補助をする、というイメージです。

 

もう一つのヒントは、結論から話す、です。

コミュニケーションの話で、よく出てくる順番が、結論から話して、次にその根拠や理由、それから事実や裏付けを行うという順番です。

あるいは、結論、詳細、結論といった形や、他には、結論、根拠、具体例、結論といった順番もあります。

私自身も、お客様にスムーズに伝わるのは大体この流れだな、という実感があります。

ただし、注意することが一つあって、それは結論がお客様にとって、望ましい場合と、望ましくない場合ではアプローチを少し変える、ということです。

お客様にとって望ましい結論であれば、そのまま先にお伝えしますが、望ましくない場合は、ワンクッションとして質問を入れます。

望ましくない結論に至る場合、当然他のポジションのカードで原因を探すわけですが、その原因に当たる要素について、「実際のところどうですか」といった感じで質問をします。

その回答を得た後で、実は占いではその部分の影響があって、こういった(望ましくない)結果になっています、のように話を持っていきます。

 

そうすることで、ただ運命のように悪い結果が待っているのではなく、何らかの原因や影響が働いてしまうんだな、という心構えと言いますか、思考を働かせたり何か気づきを得ようとする参加型のセッションになっていきます。

 

先ほどもお伝えしたように伝える順番については、ケースバイケースですので、テンプレのように決まりきった手順があるわけではありません。

それを売っている占い講座やコンサルはあるでしょうが、そこに人間味やあなたの個性、感性は乗ってきません。

 

 

以上、いかがでしょうか。

今回は、伝える順番についてお話をしました。

難しいと言いますか、なんとなく概要がわかっていても、実践で身につけていく、体に馴染ませていく分野の内容でもあります。

 

ぜひ、意識しながら実践を重ねてみてください。

結果、お客様から「わかりやすい」「説得力がある」と言われる占い師になっていくことは間違いありません。

 

本日のレッスンは以上です。

 

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

次は第99回、「占い師自身の価値観」について、お話します。

本日は第97回、お客様を他力本願にさせないことについてお話します。

 

普段から私のこのチャンネルの動画を見ている方の中にはいないと思いますが、世の中にはお客様を他力本願にさせて依存させるという商売を行っている、あるいはこれからしようと思っている人が、思いの外たくさん存在します。

 

あからさまにそういった商売をしている人はスピ全開だったり宗教的だったりとわかりやすいので、警戒すればそれで済む話なのです。

ただ、本当に気をつけないといけないのは、知らず知らずにお客様を他力本願にさせて依存させているといった状態です。占い師側に自覚がないため、さらに罪深いものです。

 

今回のレッスンでは、お客様を他力本願にさせないこと、つまり依存させないことについてお話をします。

 

それでは本題に入ります。

 

あなたは、依存させる占いというとどういったイメージを持ちますか?

 

不安を煽る、答えを絶対的な正義のように伝える・・・他にどういったものがあるでしょうか。

不安感に付け込んで高額な開運グッズ的なものを売りつける、なども思いつくかもしれませんね。

 

今回お話するのは、そういった分かりやすい、ある意味霊感商法的なことではありません。

 

普段我々が、特にネットを通してみることができる社会の症状についてのお話です。

 

皆さんは占いに関する動画のコメント欄を見たことがありますか?

動画の中で「●●とコメントすれば運が良くなる」と伝えられたらコメント欄にはそのキーワードがずらり並んでいます。

また、3択動画などで日常的にアゲ鑑定を行なっている配信者のコメント欄には「受け取りました」のオンパレード。

 

悲しくならないですか?

 

私が元々占いに興味がないせいもあるのかもしれませんが、このようなネットの状況を見ると、正直悲しくなるというか、日本大丈夫か?といった気持ちになります。

 

他力本願そのものは、それだけですぐに良くないこと、とは言えないのですが、なんと言いますか、思考停止を伴う他力本願は、それだけで依存の関係を生みやすいだけではなく、負のループの中に突き落とされ、そこから這い出すことが非常に難しくなる状況を生み出します。

人間は自分で考えるという労力を使わずに、他人に決めてもらったり、心地のいいことをただ言ってもらえるだけで安心します。

もっと正確に言うと楽なんです。

 

そういった人間の気持ちに、よく言えばフィットする、悪く言えばつけ込むようなやり方が、いわゆるマス的な占い業界の常套手段となります。

 

動画でよく見る「見た時がタイミング」。実際にはプラットフォームのアルゴリズムに乗るための努力は欠かさないのに「偶然」画面に出てきたように装うセリフ。

偶然を利用する卜占であるタロット占い師が偶然を偽装しているのです。

 

他には、カードにはそんな意味やメッセージはないのに「カードさんが言っています」と言ってみたり、カードを見て思いつきを喋っているだけなのに「降りてきました」など言っている占い師。

 

エンタメと割り切っている場合や、暇つぶしの相手なら全然構わないと思います。

楽しければそれでいい、と言う方に取っては面白いコンテンツです。

 

しかし、実際に何かしらの悩みや不安を常日頃から抱えている方にとっては、非常に厄介なものになります。

他力本願、依存、現実逃避が常套化してしまうのです。

自らは考えない、行動しない、ただ心地の良い言葉だけを選んで欲しがる姿勢。

 

現実逃避そのものが悪いと言っているのではありません。

現実逃避が常套化するのが良くないと言っています。

 

そして、占いはその現実逃避の常套化を招きやすいコンテンツだ、ということは、占い師自身がもっとも自覚すべきことの一つです。

 

以上、いかがでしょうか。

 

全体的にネガティブなトーンで話していますが、マス的な占い業界にとっては、そのやり方が正解でもあります。なぜならそちらの方が稼げるからです。

 

商売として考えた場合、沼らせて依存させてリピートさせるやり方は、正解だと言っていいかもしれません。

Youtubeで人気のあるタロット動画のサムネイルを見てみてください。

無責任な前向きな言葉のオンパレードです。

 

誰かの背中を押したい、誰かをサポートしたいという純粋な気持ちも、ビジネスにした瞬間、その葛藤に放り込まれてしまいます。

 

お客様を喜ばすような優しい言葉やアゲ鑑定は、依存させるためではなく、メンタルが弱って判断できない方をナビゲートしているのだ、と自分に言い聞かせて気持ちを整理している占い師もたくさんいると思います。

折り合いの付け方は人それぞれです。

 

その他にも、ただ気持ちのいい世界の中にいたいという占い師が綺麗事を言いたいから言いたいだけ、という動画に、他力本願の方が反応して群がっているだけ、というパターンもあるかと思います。

 

どれが正しい、どれが悪いとは言えませんが、どれが好き、どれが嫌いという価値観はみなさんそれぞれ持っているでしょうし、それぞれ違うものだと思います。

 

答えは出ないと思います。

ただ、自分がどれを選ぶか、だけの話です。

 

以上、いかがでしょうか。

 

私は最初、この動画の台本を作成する前は、依存させるような動画はよくないということをお伝えするつもりでした。

 

しかし、ビジネスとして考えた場合、言葉を選ばずに言うと、騙し合いのゲームという視点も必要不可欠です。

綺麗事だけで済む話ではありません。

 

最後にもう一度確認しておきます。

タロットをビジネスとして割り切るやり方もありますが、私は『自立を促す論理的タロット』のスタンスをとっていますし、講座やオンラインサロン、そしてこのYoutubeチャンネルもそのポリシーでお送りしています。

 

あなたはこれからどのようなスタンスで占い師をしていきますか?

 

本日のレッスンは以上です。

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第98回、「伝える順番」について、お話します。

本日は第96回、相談内容の受け方についてお話します。

 

いざ誰かを占うという段階になって、お客様からどこまで聞いていいのか? お客様はどこまで情報を伝えてくれるのか? など疑問に思ったことはありませんか?

 

もちろん、対面占いなのか、メール鑑定なのか、ライブ配信なのか、など占う形態によって、どこまで相談内容を聞くことができるかというのは違ってきます。

 

しかし、間違いなく言えるのは、相談内容はしっかりと聞かないと具体的なリーディング結果をお伝えすることはできない、ということです。

そしてもっと大事なことは、相談内容をしっかりと聞かなければ「何を占うか」といった、そもそものことを間違ってしまう可能性が高いということです。

 

このチャンネルでお伝えしているのは、チャネリングても霊感でもありません。

タロットをロジカルに読み解く「占術」です。

 

その確認という意味も込めて、今回のレッスンでは相談の聞き取りについてお話をします。

 

それでは本題に入ります。

 

今回のレッスンでは、なぜ相談内容をしっかりと聞かないといけないかについて3つの視点からお話します。

 

まずその3つを列挙します。

 

一つ目。お客様のオーダーは何なのかを理解するため。

二つ目。お客様の話の裏に隠された問題点の有無を把握するため。

三つ目。占いがどうなったら相談者にとって意味のあるものになるかを把握するため。

 

それでは順に説明していきます。

 

一つ目。お客様のオーダーは何なのかを理解するため。

これは当たり前と言えば当たり前です。そしてお客様のオーダーを理解しなければ適切なスプレッドを選ぶことができません。

しかし、お客様の中には「私は事前に何も伝えない主義だから」とか「占い師なら何も言わなくても私の悩みはわかるでしょ」的なスタンスのお客様がいます。流石にメール占い、電話占い、チャット占いではあまりいないかもしれませんが、対面占いであれば、ちょこちょこそういった相談者様に遭遇します。本気でそう思っているのか、あるいは単に試そうとしているのか、それはわかりませんが、頑なに口を開こうとしないお客様です。

 

もしあなたが今後、そういうお客様に出会ったらどうしますか?

試されていると思って、構えたり怯んだりする必要はありません。

「リーディング結果を具体的にお伝えするためには、具体的なお話が必要です」といった趣旨をきちんと説明して、お話を聞くようにしましょう。それでも何も伝えてくれない場合は、仕方がないので、そのままリーディングをすることになります。概念と状況だけで漠然とした話をすることになりますが、それはそれで仕方がないことです。占い師の勝手な推測でリーディングに余計なものを付け足していくことは、お勧めできません。

 

私の場合、過去にこのようなケースがあり、概念と一般的状況だけでリーディングをしたことがあります。その時はたまたまお客様が思い当たる節があったようで、その後に心を開いたのか、次々と状況を話し始めました。

その方はその後何回かリピートされていますが、相変わらず最初は何もおっしゃってくれません。それでもリピートはされていますので、怯む必要はなく、ただ淡々とカードを読んでいけばいいんだな、と勉強させていただきました。

 

逆に、すごく話を細かくされるお客様もいます。

設定している時間ギリギリまで話す方もいます。

話を遮らないよう気をつけつつ、要所要所で、お客様のお話の要点を整理するなど、設定された時間内で全て収まるように、占い師側が時間をコントロールすることも必要です。時間いっぱいまで話をされた後に、「まだ占ってないでしょ」といって、延長料金もなく超えた時間で占いを求められるといったクレームを避けるためです。

この辺は慣れといいいますか、場数を踏まないと上手にできないかもしれませんが、最初のうちから意識はしておいてください。

 

あと、これら二つの中間といいますか、「こちらから、どこまで具体的に話を聞き出していいか」が分からない方もいるかもしれません。

事前に根掘り葉掘り聞きすぎるのもおすすめできません。情報をあまり聞きすぎると、お客様の精神的な負担を強いることになります。

占いではなく、取り調べを受けているような気持ちになります。お客様がお話をしてくれた以上の情報が必要なときは、リーディングの途中でもいいので、「解釈に必要なので教えてください」といった感じで、お客様に話していただく理由を伝えるようにしましょう。

 

それでは二つ目。

二つ目。お客様の話の裏に隠された問題点の有無を把握するため。

これは以前のレッスンでもお話しました。例えば「いつ結婚できますか」など結婚の相談に来たお客様がいたとします。しかし話をよく聞いてみると、今の職場の人間関係に問題があって、今すぐにでも退職をしたいんだけど、紹介で入社したために辞めづらい。退職するのであれば寿退社しかない、といった事情が隠されていた、などということがあります。

こういった事情をちゃんと把握するために、きちんとお話は聞かないといけません。

 

最後に三つ目。

占いがどうなったら相談者にとって意味のあるものになるかを把握するため。

一つ目と二つ目を受けての三つ目になるわけですが、占いがどうなったら相談者にとって意味のあるものになるか、です。

これは、占い師の中でも意見が分かれます。お客様の話を十分に聞いて、相談の奥や裏に何があるかまで分かった上で、じゃあ何を占いましょうか、という話です。

 

先ほどの話でいくと、

①いつ結婚できますか

②職場の人間関係

のどちらを占いますか、ということです。

 

相談者さんが「いつ結婚できますか」と聞いているのだから、結婚について占うのがプロの仕事。そう主張する占い師もいます。一方、相談者さんの根本的な悩みを解消するには、職場の人間関係、これからどうなるかも含めたところで特にどう改善していったらいいか、それらを占う方がいい、という占い師もいます。

 

あなたはどちらでしょうか。

これは正解はありません。あなたの好きなスタンスで良いかと思います。

このスタンスの違いは、言い換えると、「占いの第一命題は当てること」という考え方と、「当たるより大事なことがある」という考え方の違いとも言えます。

 

ちなみに私は圧倒的に後者の、根本的な悩みの解消のために占うことが意味があることだと思っています。しかし、これは単に考え方の違いですので、この動画を見ているあなたがどちらのスタンスを取ったとしても、そのスタンスの理由や根拠をはっきり説明できればそれでいいかと思います。

 

前者の「いつ結婚できますか」について、結婚を占うことがプロの仕事という方は、極論を言えば、今回お話しした3つの視点の二つ目と三つ目は必要ありません。

言われた通りに占いをすればいいだけです。

当たるか外れるか、それだけなので、当てればいいだけです。

 

以上、いかがでしょうか。

今回は相談内容の受け方についてお話をしました。

 

正確な占いの結果を出すために十分に聞く、ということも大切なことですが、占い師としてのスタンスによって聞き方のポイントも若干違ってくることが理解できたでしょうか。

 

そして相談を受ける、相談を聞くということは、そのままコミュニケーションの能力が問われることでもあります。

 

お客様の信頼を得るための話し方、聞き方といったものは、占いに限らずコミュニケーションの分野としてちゃんと方法があります、心理学系やコミュニケーション、自己啓発、職場改善などの分野の情報を調べると出てくると思います。

私の講座やサロンでは要所要所でそのエッセンスをお伝えしていますが、この100日シリーズでは割愛します。

 

他にも、これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方は概要欄のチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第97回、「お客様を他力本願にさせないこと」について、お話します。

本日は第95回、ホロスコープスプレッドについてお話します。

タロットを使って実際に対面占いを始めると、「仕事の人間関係」や「恋愛の復縁」など特定のテーマではなく、「今年1年の全体運は?」など、漠然とした占いを希望されることがあります。

 

そういった時に私が活用しているのがホロスコープスプレッドです。

ぶっちゃけた話をすると、年末年始など特定の時期にしか使わないようなスプレッドでもあります。

 

とはいえ、他の時期は全く使わないか、というとそうでもないので、今回の動画ではホロスコープスプレッドについて概要を説明していきます。

 

それでは本題に入ります。

 

ホロスコープとは、西洋占星術で使う「ある特定の日時・場所から見た星空の配置図(天体図)」です。

ホロスコープスプレッドは、直接西洋占星術とリンクしているわけではありません。ただ、ホロスコープの構成要素であるハウスの考えを借用して、12の要素をホロスコープの形に見立てて並べる、そういったスプレッドです。

 

レイアウトとしては、円を描くように12枚のカードを並べ、円の内側、中央に1枚置く、13枚を並べるスプレッドとなります。

 

それではポジションごとの要素を見ていきます。並べる順番に紹介します。

 

1:自分自身について

2:金銭・所有

3:知識・コミュニケーション

4:家庭・身内

5:恋愛・娯楽

6:仕事・健康

7:パートナーシップ・結婚

8:受け継ぐもの・セックス

9:旅行・理想・夢

10:職・名誉

11:希望・仲間

12:無意識・ライバル

13:全体的なまとめ

 

いかがでしょうか。

この要素については、残念ながら暗記となります。

しかし、ここを押さえておけば、今後、西洋占星術に勉強を始めた時に有利に働きます。

先ほどもお話したように、ホロスコープスプレッドは、「今年1年の全体運」のような場合に使用します。したがって、5番に出たカードを見ながら「今年のあなたの恋愛運は~」など解釈していくことになります。

 

いかがでしょうか。

ケルト十字スプレッドやヘキサグラムスプレッドからすると、急に当て物感が強くなったような印象ありませんか?それはなぜかというと、カードとカードのコンビネーションというか、つながりというか、他のカードを参照に意味を絞り込むという方法ではなく、各要素ごとに単独で解釈していくような読み方になってしまいがちな印象だからではないでしょうか。

 

ケルト十字スプレッドやヘキサグラムスプレッドは、要素の中に「過去・現在・未来」のような時間軸があるためにカードとカードの組み合わせ、因果関係を読み取りやすいです。

一方、ホロスコープスプレッドは単独の要素が12個並んでいます。

 

ここで読みやすくするためのヒントを2つお伝えします。

 

一つ目は13枚目のカード、まとめに収束するように読んでいくというもの。

もう一つは西洋占星術のアスペクトの考えを取り入れること、です。

 

順に説明します。

 

一つ目の13枚目のカード、まとめに収束するように読んでいくという方法です。

13枚目は便宜上「まとめ」としていますが、つまりは1枚引きで見た場合、その1枚になるという考え方です。周囲の12枚の要素は、その1枚の結果にたどり着くための構成要素として捉えていくという考え方です。

 

二つ目の西洋占星術のアスペクトの考え方を取り入れる方法。

ここでは細かい説明や名称は省略しますが、西洋占星術では2つの天体が織りなす特徴的な角度で吉凶を読んでいきます。その考えを流用するのです。

 

最初のうちは4つだけ取り入れてみてください。

120度は大吉

60度は吉

180度は大凶

90度は凶

です。

 

もちろん、タロットは吉凶を示すものではありませんので、120度は非常にポジティブな方に、180度はどうしてもネガティブな方に向かいがち、といったように解釈します。

 

円をなしているスプレッドに12枚カードがありますので、360度を12で割ると、隣のカードとの角度は30度となります。

 

どれか1枚のカードが望ましくなかった場合、それを解消するためのヒントになるのが、2つ隣の60度、4つ隣の120度のカード、といった読み方です。

 

同様に1枚のカードが非常に喜ぶべきものであったとしても、3つ隣の90度と6つ隣の180度が足を引っ張りがちと読みます。

 

この考え方は一見面白いのですが、実際の西洋占星術のフレームを表面上だけ借用した恣意的なものであること、そして、特定の角度によって考え方が固定されているので、一つの要素には常に同じ要素が関係するといった制約があるため、ホロスコープスプレッドにおけるアスペクトの考え方は絶対的なものではなく、頭の片隅に入れておく程度の活用がスマートだと思われます。

 

以上、いかがでしょうか。

 

ホロスコープスプレッドのバリエーションとして、1枚目のポジションから順に、1月、2月・・・と置いていく年間の各月の運を見るといったアレンジもできます。

 

最初にお伝えしたように、私自身はホロスコープスプレッドはほとんど使うことはありませんが、知っておくと、何かと便利ではあるので、ぜひ取り組んでみてください。

 

 

スプレッドでリーディングする際には、他のケルト十字などのスプレッドでも言えることですが、1枚開いて解釈、その後に次を開いて、ではなく、一気に全て開いてしまってから解釈することが鉄則です。各カードには1枚にたくさんの概念、意味が込められています。その中からどの解釈を採用するかは、当てずっぽうではなく、他のカードを見て引き算していくことで迷いは少なくなっていきます。

 

そして、スプレッドにおけるリーディングについては、ポジション、要素の理解を深めながら、何回も実践を積むしか上達の方法はありません。そして、自分が行ったリーディングを自ら振り返って、ツッコミどころはないか、などを自分で確かめながら進めていく必要があります。

そこをしないと、ただ妄想や作り話を大量生産するのが上手になるだけとなります。

 

一人で練習するのは難しい、と思う方は、ぜひ私のオンラインサロンをチェックしてみてください。定期的にリーディング会を行い、添削や助言を行なっております。

 

また、これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第96回、「相談内容の受け方」について、お話します。

本日は第94回、ヘキサグラムスプレッドについてお話します。

 

前回お話しましたケルト十字スプレッドと並んで、皆さんに馴染みのあるスプレッドがヘキサグラムスプレッドかと思います。

 

恋愛に限らず、仕事や家庭においても、悩みの大部分は人間関係だったりします。ヘキサグラムスプレッドは、誰か特定の人との関係そのものを占っていくことに適したスプレッドです。人間関係の行く末がどうなりそうか、そういったことを占います。

 

相談者本人の深堀はスプレッドからは難しくなるので、本人深掘りの場合は、ケルト十字スプレッドを選んだ方が懸命です。

 

この動画では、誰かとの人間関係を占っていくヘキサグラムスプレッドの概要をお伝えします。

具体的な読み方やサンプルリーディングは他に動画がありますので、そちらを参照ください。

 

それでは、ヘキサグラムの概要についてお話します。

 

ヘキサグラムの「ヘキサ」は「6つの」を意味する語で、「ヘキサグラム」はそのものズバリ六芒星を表しています。上向きの三角形と下向きの三角形が交わった形で、四大で言うと、上向き三角形が「火」、下向き三角形が「水」を表し、男性性の火と女性性の水が交わって魔術的な力を発揮するシンボルとして知られています。ヘキサグラムスプレッドはその六芒星の頂点にカードを置いていくことが基本となります。

 

ヘキサグラムスプレッドも、説明している本や人によって内容が違ったりしていますが、どれが正解というわけではありませんので、皆さんが納得のいく理由を持ったバージョンを採用していいかと思います。

 

この動画では、私が普段やっている方法をお伝えします。

それでは、並べる順番と要素を説明していきます。

 

①関係の近い過去

②関係の現在

③関係の近い未来

④関係の外的環境・雰囲気

⑤相手の気持ち・状態

⑥自分の気持ち・状態

 

ここまでが一般的なヘキサグラムスプレッドです。

私はこれに2枚足していきます。

⑦最終結果

⑧障害となること・アドバイス

 

①~③は関係を一つの主体として読んでいきます。

ですので、例えば恋愛占いをしていて、「わがままになっている」などの結果が①~③に出たとしても、それは、相談者なのか相手なのかではなく、関係そのものがわがままなものになっていると読みます。

関係そのものがわがままとはどういうことなのか、で思考が止まってしまう方もいるかもしれません。

二人の関係がどちらも自分主体で動いているとか、片方のわがままが通ってしまうような、つまり片方が我慢しているような関係とか、読み方は色々できるかと思います。

これは読み手のセンスと経験によってリーディング技術が左右されるところです。つまり、練習や慣れが必要になってくるところです。

 

もちろん、他のカードの出方によって、「これは相談者の方だな」「これは相手だな」と解釈できる場合もありますので、そのときはそのように読むこともあります。

しかし、大体においては、「どちらが」よりも「関係としては」、と読みます。

 

⑤は相手の気持ち・状態ですが、これも私は確定したものではなく、「だとしたら相談者のあなたはどうしますか」と焦点を相談者に戻します。あくまでも相談者の気持ちを深堀していくための、一時的な鏡として仮定の結果として扱っています。

とはいえ、一般的な占いの場では「彼はこう思っています」みたいな読み方をされることが多いポジションが⑤です。

 

同様に⑥も占いから見た相談者の気持ちや状態です。実際に本人がどう感じているかとは別のものです。ここで当たっているはずれているを気にする方は多いと思います。「いや、私はそんな気持ちじゃないですけど?」とか言われがちな場所ですよね。

だとしても、無理にカードの意味や解釈を捻じ曲げて相談者に寄せていく必要はありません。「占いではこう出ています」を大事にしてください。

言い換えると、本人が「それは違う」と言い張る限り、占いによる気づきは得られませんし、変化も起こらないと言うことです。その意味では、相談者が自覚している気持ちと違うことが出た方が、視点を変えるという占いの役割が果たしやすくなります。

あなたが「当たってない、ズレている、ピンとこない」と感じたところに問題解消のヒントがあります」といったことを私はよくお伝えしています。

 

④は関係性そのものの環境や雰囲気です。二人がどう思っているか一旦置いて解釈する場所です。

相性や運みたいなものもこのポジションから読んでいきます。

 

以上、6枚が基本的なヘキサグラムスプレッドですが、私は2枚加えると言いました。

「最終結果」と「障害となること・アドバイス」です。

これは前回の動画のケルト十字と一緒で、近い未来に出た結果がさまざまな要因で最終結果になる。最終結果が望ましいものであれば、アドバイスはそのままカードの意味を、最終結果が望ましくないものであれば、⑧のカードは取り除くべき障害としてお伝えしています。

 

以上、ヘキサグラムスプレッドの概要でした。

いかがでしょうか。

 

これはケルト十字などの他のスプレッドでも言えることですが、1枚開いて解釈、その後に次を開いて、ではなく、一気に全て開いてしまってから解釈することが鉄則です。

各カードには1枚にたくさんの概念、意味が込められています。その中からどの解釈を採用するかは、当てずっぽうではなく、他のカードを見て引き算していくことで迷いは少なくなっていきます。

 

実際のリーディングの手順やサンプルリーディングについては、他に動画がありますので、そちらを参照してください。

 

そして、スプレッドにおけるリーディングについては、ポジション、要素の理解を深めながら、何回も実践を積むしか上達の方法はありません。そして、自分が行ったリーディングを自ら振り返って、ツッコミどころはないか、などを自分で確かめながら進めていく必要があります。

そこをしないと、ただ妄想や作り話を大量生産するのが上手になるだけとなります。

 

一人で練習するのは難しい、と思う方は、ぜひ私のオンラインサロンをチェックしてみてください。定期的にリーディング会を行い、添削や助言を行なっております。

 

また、これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第95回、ホロスコープスプレッドについて、お話します。

本日は第93回、ケルト十字スプレッドについてお話します。

 

ここを見ている方は、ある程度、少なからずタロットに興味がある方ばかりだと思います。そういった皆さんがイメージするタロット占いスプレッドの代表は、おそらくケルト十字ではないでしょうか。

 

ケルト十字スプレッドは10枚のカードを開くのですが、枚数が多くて苦手、とか、何をどこから読んでいいのかわからない、などの理由から、敷居が高いと思っている方もいるかもしれないですね。

 

とは言え、前回の動画でもお話したように、3枚の組み合わせと考えるとそう難しくはありません。1枚引きや3枚引きよりもカードの情報量が増える分、読むことは増えますが、解釈の筋としての迷いは少なくなってきます。

 

今回の動画は初心者卒業というテーマに照らし合わせて、ケルト十字スプレッドの概要をお話します。

ケルト十字の具体的な読み方というのは、Youtubeの別の動画で完全解説をしておりますので、さらに深めたい方はそちらも合わせてご覧ください。

今回の動画では、その完全解説動画と重複する部分もありますが、ケルト十字スプレッドの概要を説明するためには不可欠な部分ですので、ご了承ください。

 

それでは、本題に入ります。

 

 

ケルト十字スプレッドは、相談者さんなど、誰か一人に焦点をあてて内面を考察したり、未来を予測したりなどで使われます。

私的には、「恋愛」や「仕事」など具体的な事柄について質問が定まっている場合に使います。

全体運のような、具体的な事柄ではない場合はケルト十字スプレッドは向かないような感じがします。なぜなら、スプレッドから得られるものがふわっとなりがちだからです。

 

全体運のような場合、私はホロスコープスプレッドを使ったります。

 

そして、「恋愛的にあの人と今後どうなるか」とか「職場の特定の上司との関係」などのような誰かとの「関係性」そのものを見る場合はケルト十字スプレッドよりもヘキサグラムスプレッドが向いていますので、そちらを使います。

 

ケルト十字スプレッドは、大昔から存在したかのように言われていますが、実際に世の中に紹介されたのは、1910年頃の話です。

ウェイト版タロットの生みの親、アーサー・エドワード・ウェイトさんが本の中で紹介しました。

その本の中では、ケルト十字スプレッドのやり方も紹介されていますが、「現在」の私たちが知っている方法とは違っています。

なぜそうなったのかという説明は今回は省略しますが、スプレッドも時代とともに多くの人が改良しながら移り変わってきました。

だからこそ、同じケルト十字スプレッドでも本によって書いてあることがバラバラです。

ポジションの意味だけではなく、カードを並べる順番までもバラバラです。

 

どれが正解か、というものではありません。

そもそもが「これが絶対的に正しい方法」というものは存在しませんので、皆さんが納得のいく理由や実用的な理由で、どのバージョンを採用するかを決めていいかと思います。

今回の動画では、私が実際のリーディングで行っている方法で説明します。

伝統的なケルト十字スプレッドではシグニフィケーターという、コートカードの中から相談者を指し示す1枚を抜き取る、という手順がありますが、私は採用していません。

 

 

では、カードを展開する順番と、ポジションごとの意味について説明します。

 

①相談者の状況(「現在」)

②「アドバイス・障害」となっていること

③「潜在意識」(無意識に感じていること・行動するときのクセ)

④近い「過去」(「現在」の原因)

⑤「顕在意識」(普段から自覚していること)

⑥ 「近い未来」

⑦置かれている「環境」・立場

⑧周囲からどう思われているか・思い込まされているか

⑨期待と怖れ

⑩「最終結果」

 

このポジションごとの意味をしっかり頭に入れてください。

残念ながらここは暗記になります。

ただ、スプレッドでもやはり考え方というものがありますので、それを理解するとポジションの暗記から若干解放されるのではないかと思います。

 

10個のポジションを補足説明していきます。

 

まず①「相談者の状況」は、相談者本人がどういった状況にあるのか、です。気持ちは③と⑤から読むので、あくまでも状況・状態と読む方がスムーズです。

 

④の「近い過去」は、「ただ過去にこういうことがあった」という過去ではなく、現在の状況に至る理由としての過去です。因果関係を読み取ることが重要です。

時期的にはそう昔のことではありませんが、相談内容によっては子ども時代まで遡ることもあります。

 

⑥の「近い未来」はこのまま時間が流れたらこうなりそうだ、という未来です。この結果が他のポジションのカードや、占いを受けた結果、相談者が何かに気づいたり行動したりすることで、⑩の「最終結果」に至ると考えます。

 

③の「潜在意識」は無意識と読むこともでき、自分では気づいていない心の奥にある意識です。とは言え、わかりにくいので、私は「行動するときの無意識のくせ、傾向」だと説明しています。

 

⑤の「顕在意識」は問題に対して自分で気づいていること、思っていることです。ただ、これは本人が「そう思っていると思っている」ことなので、本心とは違う場合もありうるということです。

 

⑦の「置かれている環境・立場」は本人の気持ちとかは抜きにして、単純に置かれている環境・立場です。ここのポジションが「運」的要素も兼ねています。

 

⑧の「周囲からどう思われているか・思い込まされているか」。例えば「仕事ができない」と周囲の人から思われているのか、あるいは「自分は仕事ができないんだ」と周囲の人から洗脳されている状態なのか、ということです。

これらのどちらの解釈を取るかは他のポジションにより判断します。

 

⑨の「期待と怖れ」はそのままの意味ですが、自分ではこうなって欲しいと思う反面、そうなることが怖いといったブロック要素にもなっていることを表します。

 

⑩の「最終結果」は、先ほども話しましたが、近い未来がさまざまな要因を受けて、最終的にどうなるか、です。

ただ、当然これは仮の結果と捉えることがスムーズです。

「占いではこういった結果になりそうだけど、だとしたら、あなたはどうしますか?」と焦点を相談者様本人に向け直す必要があります。

 

②の「アドバイス・障害となっていること」は、異なることを言っているのではなく、結局同じことを言っています。

⑩の最終結果が望ましい結果であれば、②に出たカードの意味をそのままアドバイスとして読む、⑩の最終結果が望ましくない結果であれば、②に出たカードの内容を取り除くべき障害として読む、といったことになります。

 

以上、何となく10個のポジションが見えてきたでしょうか。

 

実際のリーディングでは、これら10個のポジションの組み合わせで読んでいきます。

1枚開いて解釈、その後に次の1枚を開いて、というやり方は絶対やめてください。

一気に10枚開いてから解釈することが鉄則です。

各カードには1枚にたくさんの概念、意味が込められています。その中からどの解釈を採用するかは、当てずっぽうではなく、他のカードを見て引き算していくことで迷いは少なくなっていきます。

 

 

どこから読むか、は自由ではありますが、以前の3枚引きのレッスン動画でお伝えしたように、この問題の核心はどこなのか、という視点から見ていくと、そう迷うことはないかと思います。

そして3枚引きが3つ重なって、プラス1枚アドバイスが出ている、と捉えると読みやすいのではないかと思います。

 

そのほかにも、2つのポジション同士を比較して読んでいく方法もあります。

こちらの方は、「ケルト十字スプレッド完全攻略」としてYoutubeに動画を出しておりますので、そちらを何回も見て叩き込んでください。

概要欄にリンクを貼っておきます。

 

はい、いかがだったでしょうか。

今回はケルト十字スプレッドの概要をお伝えしました。

 

これはポジション、要素の理解を深めながら、何回も実践を積むしか上達の方法はありません。

そして、自分が行ったリーディングを自ら振り返って、ツッコミどころはないか、などを自分で確かめながら進めていく必要があります。

そこをしないと、ただ妄想や作り話を大量生産するのが上手になるだけとなります。

 

一人で練習するのは難しい、と思う方は、ぜひ私のオンラインサロンをチェックしてみてください。定期的にリーディング会を行い、添削や助言を行なっております。

 

また、これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、そういったこともオンラインサロンや個人講座で確かめることができます。

本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第94回、ヘキサグラムスプレッドについて、お話します。

本日は第92回、3枚引きの方法についてお話します。

 

手軽な占いや短い時間での占いで重宝される占い方がスリーカード、いわゆる3枚引きです。

この動画を見ているあなたも、他の動画などで見たことがあると思います。

 

今回の動画では、3枚引きをする際の目の付け所につfいてお話します。

 

それでは本題に入ります。

 

あなたは3枚引きと聞くと、「過去・現在・未来」という占いを思い浮かべませんか?

3枚引きで最もメジャーなのは、この「過去・現在・未来」です。

しかし、実は3枚引きだからと言って、この「過去・現在・未来」にこだわる必要はないんです。自由に3枚の要素、つまり3枚それぞれが何の要素なのかは自由に設定することができます。

これがケルト十字やヘキサグラムなどの他のスプレッドとの違いになります。

 

とは言え、じゃあどうやって3つの要素を決めるのか、と思ってしまいますよね。

その答えは、相談をきちんと聞くことに答えがあります。

言い換えると、「質問をどう立てるのか」を的確に設定することで3つの要素を絞り込んでいきます。

 

手順を5つの流れに沿って説明します。

まず、最初に5つを列挙します。

 

①相談者の根本的な悩みは何か

②相談者の固定概念や無意識はどうか

③不安や悩みを解消するためにクリアするべき部分はどこか

④占い師側の固定概念や無意識はないか

⑤必要な要素を3つ絞り込む

 

それでは順に説明していきます。

 

①相談者の根本的な悩みは何か。

これはとにかく相談者の話を聞くことです。そして言葉の裏側にある根本的な悩みがないかにも留意しながら聞くことです。

例えば、「近いうちに結婚できますか」という相談があったとして、結婚できるできないを占うのも良いですが、話をよく聞いていると、職場の人間関係に問題があって、職場をやめる理由として結婚を考えている、というパターンがあったりします。

この場合は、相談者の根本的な悩みは職場の人間関係であって、結婚に対してはそこまで興味がないこともあります。

これは結婚できるかどうかよりも、職場の人間関係について占った方がより効果的です。

 

次に②の相談者の固定概念や無意識はどうか。

これは悩みや不安が深い場合に多いのですが、相談者さんが視野がものすごく狭くなっている場合があります。生きるか死ぬか、の2択しか選択肢が残されていない、のような考え方です。

あとは、「女性の幸せは結婚して子どもを生むことだ」「一流の会社に入らなければ社会人として負け組だ」「女性は彼に尽くすべきだ」などのような固定概念・・・というよりも思い込みを察知することが重要です。

固定概念が信念なのか思い込みなのかは微妙な線引きですが、本人のアイデンティティにどれだけ関わっているかを見極めながら話を聞いていくことが重要です。

 

次に③不安や悩みを解消するためにクリアするべき部分はどこか。

話をよく聞いて、相談者さんの思い込みまで汲み入れた上で、では、何がわかれば相談者さんがほっとするのか、何かに気づくのか、安心するのか、を考えます。

単に「知りたい」と思っていることだけではなく、不安や悩みを少しでも解消するためには何を占ったらいいかを、この段階では漠然とでも良いので、考えます。

 

④占い師側の固定概念や無意識はないか。

これは②の占い師側バージョンです。

占い師側に「女性の幸せは結婚して子どもを生むことだ」のような固定概念があると、その考えに占い結果やアドバイスが引っ張られてしまいがちになります。

 

⑤必要な要素を3つ絞り込む。

以上を踏まえて、では何をカードで開いたら良いかを3つ絞り込みます。

前回の動画でお話した「状況を読む」「アドバイスを読む」をきっちり意識して絞り込むことが重要です。

 

いかがでしょうか。

なんとなくイメージできたでしょうか。

 

サンプル相談を使って少しだけ具体例をあげてみます。

 

25歳女性。社会人3年目。 大きなプロジェクトの担当者に選ばれたが、自分の能力でやり遂げられるか不安で、毎晩プレッシャーに押しつぶされそうになっている。この大役を成功させるための心構えは?

 

この相談の場合、悩みは「失敗したらどうしよう」ということだと思います。①の根本的な悩みと②の固定概念を考えると、失敗そのものよりも、その先にある、「恥ずかしい」とか「降格や首になるかも」などが該当するかもしれません。あるいは、自分自身に自信が持てていないということが根本的な悩みかもしれません。

話を聞くことによって、もっと色々見えてくると思います。

 

次に③の不安や悩みを解消するためにクリアするべき部分はどこか、です。

「成功するか、しないか」を占ったとて、何も解消しないことは明らかです。同様に「やり遂げられるかどうか」も解消にはほとんど役には立たないと思われます。

では、何を占ったらいいと思いますか?

これは絶対的な正解はありませんが、例えば、能力を発揮させるために必要な心構え、プレッシャーを感じる原因、プロジェクトを成功させるための同僚との関係、過去の失敗体験からのトラウマなど、切り口はいくらでもあると思います。

これらの中から、占い師側の固定概念に気をつけながら要素を3つ絞り込んでいきます。

 

例えば、同僚との人間関係、能力を発揮させるために必要な心構え、未来予測の状況読み3枚でもいいですし、未来予測の代わりにアドバイスで引くなど、状況読み2枚とアドバイス読みを1枚組み合わせてもいいと思います。

 

ここの部分、何を占えば相談者様の解決に繋がるか、はケースバイケースということもありますが、習うよりも自分で考えることが重要です。

皆さんもこのサンプル相談で考えてみてください。

 

以上、いかがでしょうか。

 

3枚引きと言っても「過去・現在・未来」だけでもありませんし、自由に占える。

その代わり自分で相談内容を噛み砕いて何が必要なのかを考える難しさがある、そう言ったことを理解できたでしょうか。

 

実はこの3枚引きの練習を徹底的に行うことが、他のスプレッドを展開するときの基礎となります。ヘキサグラムは3枚引きが二つ重なったもの、ケルト十字は3枚引きが三つとアドバイス1枚と捉えると、そうは難しくない感じはしませんか?

 

そう言った意味からも、私はサロンや個人講座でも3枚引きの練習を推奨しています。

 

ぜひあなたも取り組んでみてください。

 

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、などを確かめたい方は、オンラインサロンや講座で事例添削を行っています。本気でタロットを学びたい方は概要欄のチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第93回、ケルト十字スプレッドについて、お話します。

本日は第91回、1枚引きの方法についてお話します。

 

「私はまだ初心者だから1枚引きで・・・・」と思っている方はいませんか?

 

タロット占いあるあるですが、枚数が少ないほど簡単、枚数が増えれば高度になると思っている方は多いと思います。実際、ライブ配信などでは枚数が増えるにつれてギフトの金額を上げている方もいます。

 

しかし、実際のところ、タロットをちゃんと読もうとすると、1枚引きの方がよっぽど難しいことに気がつきます。逆に、そのことに気づけるかどうかが初心者卒業の鍵となってきます。

 

今回の動画では、1枚引きの難しさと意識する点についてお話をしていきます。

 

それでは本題に入ります。

 

初心者はまず1枚引きで、とよく聞く話かと思います。

確かに1枚だけ開いて、絵を見て何か伝える、という行為そのものは非常にシンプルです。

カードの解釈も1枚だけでいいし、何ならカードの世界観を理解していなくても、絵の雰囲気から何か喋ろうと思えば喋れてしまいます。

積み上げられてきたタロットの世界観を勉強することなしに、直感という名の思いつきでリーディングしている方にとっては1枚引きは非常に簡単です。大喜利が上手くなっているとも言えます。

 

しかし、一度、タロットの深い世界観を知ってしまったら、直感だけで読むというその行為がいかに脆いか理解できます。根拠がその人の頭の中にしかないからです。再現性もないし、いわば言ったもん勝ちです。

 

タロットの世界観は西洋絵画や西洋思想に支えられて発展してきました。

少なくともウェイト版、トートタロットといった現在の数多くのタロットの基礎となっているデッキはしっかりとした思想が存在します。その思想は絵の中に、象徴やレイアウトやデザインとして息づいています。

そうなると当然、1枚のカード、1枚の絵の中には膨大な情報量があり、それらの情報はそのカードの世界観や概念を表すために集められたものです。

 

概念ですので、キーワード的にラベリングできるものではありません。

1枚の絵ではあるけれども、見る方向によってさまざまな文脈を持ちます。

 

この見る方向によって様々な文脈を持つ、というところが肝となります。

 

1枚引きで占うときは、その見る方向を定めることが難しいのです。理由としては、方向を定めるために参考となる他のカードが存在しないからです。

 

そうなると人はどのように、その1枚のカードを見ようとするでしょうか。

 

そう、自分に都合の良い方向から見ようとしてしまうのです。

占いの場であればお客様に都合の良い方向から見ようとしてしまうのです。それは、自分が気持ちいいからか、お客様に好かれようとしているのか、理由は様々で複合的に絡み合ってくると思いますが、基本的には「何か良さげ」な方向から見ようとする流れになりがちです。

 

そこで、私が他の動画でもいつも言ってことになるのですが、1枚引きの時にここだけは意識して、ということを今からお伝えします。

 

例えば、「仕事がうまくいっていない、どうしたらいいか」というご相談の場合に「ソードの2」が出たとします。

 

事前に方向性を考えずに何となく1枚開いたとき、大方の人は何を語ると思いますか?

それは「目隠しをとって決断して」です。

なぜなら、大方の人にとって、「決断する」という行為がなんとなくポジティブに捉えられるからです。

 

話を相談に戻すと、「仕事が上手くいっていない、どうしたらいいか」という内容です。

仕事が上手くいってない状況を分析するためであれば、ソードの2は「目隠しをして決断を先延ばしにしているからだ」と考えることができます。ではどうしたらいいのか、という段階になって初めて「決断して」と言えるわけです。

 

しかし、「どうしたらいいか」という問いに対して、アドバイスで見た場合にソードの2が出ると、「今は決断をしないで」になります。「今は目隠しをして決断しない、できない」というカードだからです。

 

状況とアドバイス、どちらで読むかによって、伝える内容が逆になります。

事前に何も意識しないでカード開いた場合、ソードの2だと状況読みになりがちです。

 

では、同じ質問で、カップの3が出たらどうでしょうか。

上手くいってないない理由とカップの3のポジティブそうなイメージが上手く噛み合わなくて何と言っていいかわからなくなる人も多いと思います。

結果、「みんなと仲良くやりましょう」的なアドバイス読みをしてしまいがちです。

状況読みでいくと、みんなでお友達ごっこしているから上手くいかない、だから適度な距離感を持とう、とか、みんなが共通の目標に向かっているから上手くいかない、つまり目標設定が甘いのでは?など色々分析できると思います。

しかし、ポジティブイメージが強いカードはそのままアドバイス読みをしてしまいがちです。

 

いかがでしょうか。

少しわかりにくかったかもしれませんが、カードに対する先入観によって、状況読みとアドバイス読みを無意識に都合の良い方向で選んでしまいがち、というのが伝わったでしょうか。

 

ここを意識するのは最初は難しいと思います。

しかし、カードの枚数が増えれば増えるほど、結局は状況読みが多くなります。そして、ネガティブな問題に対して相反するようなポジティブイメージのカードにぶち当たります。

 

ですので、1枚引きをする段階から、これは状況読みなのか、アドバイス読みなのか、を意識してリーディングの練習を重ねていくことが、上達の鍵となります。

ネガティブな相談に対してポジティブイメージなカードが出た場合、安易にポジティブイメージを伝えるのではなく、状況読みをして、そのポジティブイメージのカードの裏側にどんなネガティブなことが潜んでいるのか、それを読み取ることが難しくもあり、深掘りのための必須条件にもなります。

 

以上、いかがでしょうか。

 

本日のレッスンは以上です。

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、などを確かめたい方は、オンラインサロンや講座で事例添削を行っています。本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第92回、3枚引きについて、お話します。

本日は第90回、シャッフル・カードの開き方についてお話します。

 

100日でタロット初心者卒業シリーズ、第90回目にして今さらシャッフル?カードの開き方?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かに今さらかもしれません。

しかし、シャッフルにしてもカードの開き方にしても、そこに意味を込めるというか、なんとなくやるのではなく、根拠を持って、「なぜその行為をするのか?」ということの再確認として見ていただけたらと思います。

 

それでは本題に入ります。

 

今、この動画を見ているあなたは、シャッフルという行為は何のためにあると思いますか?

 

もちろんカードの順番を混ぜるため、と答えると思います。では、なぜ、カードの順番を混ぜる必要があるのか?カードの山からランダムに抜き出せばいいのではないか、と言われて反論できるでしょうか?

 

今回はこういった話から始めます。

 

一般的にリーディングや占いを始めるにあたって、シャッフルは必要不可欠な行為だと思われています。

 

今回、このレッスンではシャッフルを行う理由を4つ提示したいと思います。

 

まず一つ目。カードを混ぜるため。

 

二つ目偶然を呼び込むため。

 

三つ目。お客様をセッションに引き込むため。

 

四つ目。見た目の演出。

 

それでは、順番に説明をしていきます。

 

まず一つ目のカードを混ぜるため。

これは言わずもがなですが、占いの前に行うシャッフルでどれだけカードが混ざるか考えたことがありますか?

シャッフルの方法はこの動画の後半の方で少し触れますが、一般によくやるスローポークというシャッフルのやり方。これは私自身、実験したり、AIに計算してもらったのですが、だいたい400回くらいやらないとカードは完全に混ざりません。

占い前のシャッフルで完全にカードを混ぜるには時間がかかりすぎて実用的でないため、占い前のシャッフルは「お気持ち程度」であることを意識しておきましょう。

 

次に二つ目。

偶然を呼び込むため。

タロット占いは占いの種類でいくと、卜占にあたります。

占いには命占、相占、卜占の3つがあり、生年月日で占うのが命占、目に見えるもので占うのが相占、偶然を利用するのが卜占となり、タロット占いは最後の卜占にあたります。

偶然に出たカードを利用するために、リーディングする側、つまりタロットリーダーや占い師自身が偶然を信じなければなりません。そしてその偶然を呼び込むためにシャッフルという行為を行います。

偶然を解明しようとしてスピリチュアルな説や科学的な説を唱える人がいたりしますが、正直なところ偶然は検証不可能で、結局言ったもの勝ちの世界です。自己顕示欲と言いますか、自分は真実を知っていると言わんばかりのマウントを取ってるだけに私には見えますので、偶然は偶然のままで取り入れることが最もスマートなんじゃないかと思います。

 

三つ目。

お客様をセッションに引き込むため。

これは意識している方は少ないかもしれませんが、結構重要です。

少なくとも私はこれを最も重要視していて、この理由のためにシャッフルをしているようなものです。

私はシャッフルを主にお客様に行ってもらうようにしています。

プールからカットまで、お客様にシャッフルしていただきます。

そして、シャッフルをしていただきながら、同時に、お客様に自身が今後どうなりたいのかをイメージングしていただくようにしています。そしてそのイメージした姿に近づくために、あなたがカードを引き寄せているのですよ、と声をかけています。

タロットカードをお客様に触ってもらうことに抵抗がある方は、少し難しいかもしれませんが、カットした後の3つの山から一つを選んでもらうなどの工夫はできると思いますので、ぜひ取り入れてみてください。

この工程を一つ入れ込むだけで、占いの場、そのセッションへのお客様の共同作業感というか、のめり込んで話を聞いてくれるようになります。

自分で何か行動を起こすためのささやかな第一歩とも言えるかと思います。

これは、お客様が他責思考や占い依存にならないため、自分の人生には自らが参加してくださいね、という意味もこめて行っています。

 

次に4つ目。

見た目の演出。

これは私は正直どうでもいいと思っていて、割と気にしていません。

しかし、この動画を見ている方の中には、占い動画などで見る大きな音を立てて非常に素早い動きでシャッフルしている姿に憧れを持っている方もいるかもしれません。

一つ目の理由のところでお話ししましたが、実際はカードは全然混ざっていませんので、あくまでも見た目の演出だと思ってください。

私自身としては、大きな音を立てたりバシャバシャと早く混ぜるタイプのシャッフルは、品を感じないのでやることはありません。

 

以上、シャッフルの4つの理由についてお話ししました。

いかがでしょうか。

ただ漠然と流作業のようにシャッフルをするのではなく、なぜその行為を行っているのかを意識することで、自分のやっていること、すなわち誰かをリーディングすることの自信にも繋がっていきます。

ぜひ、シャッフルする際は意識するようにして見て見てください。

 

それでは最後にシャッフルの簡単な説明と、カードの開き方について少しお話しします。

 

今までの話の中にも出てきましたが、シャッフルにはいくつかの方法があります。

その中で代表的なものを3つと、実際に私が最も混ざると思っている方法について説明します。

 

まずはスローポークです。

これはトランプを混ぜるのと同じ要領です。スローポークというだけあって、ゆっくりで構いません。先程もお伝えしましたが、これを雑にやるのはあまり上品ではありません。そして400回くらいしないと混ざらないので、お気持ち程度の混ざり具合であることは否定できません。

 

次にスリー・バイ・スリーです。

山を三つに分けて、それぞれをまた3つに分けて、合計9つの山に分けてから一つに戻す方法、これを3回繰り返します。これもよく混ざらないことは想像に難くありません。

 

最後にプールです。

これはテーブルの上にカードを広げて時計回りにぐるぐると混ぜていく方法です。

解説によっては時計回りが念を込める、反時計回りは念を散らすと言われています。

カードの重なり具合を気にしながらバラバラになるように回していくと、カードも混ざりますし、逆位置もバラけて出てくれるようになります。

これはこの3つの中で最もカードが混ざります。

 

そして最後に私が1日の最初にやるシャッフルです。

これをシャッフルと呼べるのかどうかわかりませんが、先程の理由一つ目のカードを混ぜるために行っている方法です。これはお客様をお迎えする前に一人で行います。

カードを裏返しのまま、テーブルの上に並べていきます。列が変わるごとなど、気まぐれでカードの正位置逆位置をひっくり返したりしながら並べていきます。

テーブルの上で78枚を全部並べるのは無理で、大体30枚くらいでしょうか。

手狭になったら、二巡目、三巡目と繰り返します。

全部のカードを並べ終えたら、それぞれの山をランダムに重ねていきます。

これだとワンドの2、ワンドの3など並んだ並びは全て解消されます。

簡単にバラバラになってくれるので、ぜひ試して見てください。

 

最後にカードの開き方について、具体的な開き方の注意を三つお話します。

 

一つ目。カードは横に開く、です。

これは正位置逆位置の関係で特に気にしなければなりません。まだタロットに慣れていない方の中には手ぐせで縦に開いてしまう方もいるかもしれません。

私も最初はなかなかその癖が抜けませんでした。

特に逆位置を採用する方は、ここを間違えないようにしないと恥ずかしい思いをします。

 

二つ目。

一番上から引くのか、例えば7枚目から引くのか。

これは正解はありません。

好きなようにして構いません。しかし、例えば7枚目を開くとして、お客様から「なんで7枚目なんですか?」と聞かれた時の答えは持っておいてください。

「師匠がやっているから」「みんなやっているから」「何となく」などは占い師自身が軸がなくてダサいと思われるので気をつけましょう。

 

 

最後はは開き方と同時に考え方にもつながる話です。

カードはスプレッドに沿って一気に開く、が鉄則です。

3枚引きなら、3枚開いてから読み始める。ケルト十字なら10枚全て開いて読み始める、ということです。

動画などを見ていると、1枚開いて解釈して、次に2枚目を開いて解釈、そして3枚目、などやっている方がいますが、そのやり方でいくと、出たカードをコンビネーションで解釈できなくなります。コンビネーションというと誤解を招く言い方ですが、要は1枚のカードのいくつもの解釈から、他のカードから判断、引き算をして、最初のカードの解釈を絞り込む、つまりスプレッドとして筋の通った解釈ができなくなるということです。

これについては、他の動画で説明していますので、そちらをご覧ください。

1枚読んでは次を開いて、というのは、カードを使った大喜利をして、その場凌ぎで無理矢理つなげているだけです。決してエンタメ占いの域は超えませんので注意しましょう。

 

以上、今回は軽くサラッとお話するつもりでしたが、結構なボリュームになりました。

しかし、何事も「意味」や「根拠」を即答できる姿勢をとっておくことが、初心者を卒業する鍵です。そして何より、自分自身がリーディングに不安を持たなくなるための第一歩です。

「そんなことまで考えなくてもいいじゃん」などとは思わずに、ぜひ、自分の中で落とし込んでください。

 

本日のレッスンは以上です。

 

これまでのレッスンの知識を使って、実際にどのようなリーディングができるか、あるいは自分の解釈が象徴から遠くなっていないか、などを確かめたい方は、オンラインサロンや講座で事例添削を行っています。本気でタロットを学びたい方はチェックを忘れないようにしてください。

 

次は第91回、1枚引きについて、お話します。