病気に限らず、

今、望まない環境にありながら

望むことをイメージするって

相当難しいですよね・・・

 

 

しかも、身体的な苦痛があれば、なおさらです。

 

痛みの最中に「理想を思い描け!」なんて言われても、

ムリ!ってなります。

 

胃が痛いときに「私は健康!」「私は元気」などと思えないのが

当たり前です。

 

でも、身体の痛みと、思考は

同列のものではないのです。

 

痛みがあっても、その痛みの中に入ってしまうのか

あるいは

俯瞰した自分を意識して、その痛みを見つめるようにするのか

 

それによって

痛みの感じ方は大きく変わってきます。

 

 

 

たとえば

実況中継するような感じで、どのような痛みかを観察します。

シクシク・・・とか、キュー・・とか、ズキンズキンなど

 

また痛みの範囲を観察します。

集中的とか、だんだん広がっていくとか、深いところでの痛み・・・など。

 

他にも痛みに点数をつけていきます。

1時間前を2としたら、今は3ぐらい・・など。

 

このように痛みを観察している間は

痛みに対して、余計な思考が入りません。

 

いつまで痛いんだ・・・・きっと悪くなっている・・・ひどいことになるかも・・・

もう最悪だ・・・耐えられない・・・なんで、私を苦しめるんだ・・・

 

このように考えたり、感じたりすると、身体は硬くなって緊張状態になります。

呼吸も浅くなります。

 

すると、痛みの感じ方が強くなってしまいます。

 

なので、痛みを見つめるとか、痛みを追いかける…といった方が

早く楽になります。

 

そして、痛みに対して冷静に対処できる自分になったところで

その痛みが軽くなった状態をイメージします。

 

痛みの範囲を狭く設定する

痛みの数字を下げる

痛み方をやわらかくする

 

など、ほんの少しでも、痛みが軽減している自分の状態をイメージします。

 

また、さらに落ち着いてきたら、今よりも元気になっている自分をイメージする

 

こんな感じで、一気に理想まで思い浮かべるのではなく

段階をおって、いい状態を創り上げていく・・・という感じです。

 

今、思っている・感じているエネルギーの状態が近未来の自分を作ります。

 

なので、痛みの状態にどっぷり入らずに

少しでも楽な状態をつくり、そこから、いい状態を思い描く・・・

というプロセスが必要なんですね・・・・