こんにちは
今日も雨です
三日くらい降り続いていたので
咲いていた黄モッコウバラの花が散ってしまいました
今日のブログは先週の日曜日に催された
四年に一度行われる年期神舞をお届けします
巨木ツアーの翌日にあったので
体力のない私としては
連日出っぱなしで少々疲れ気味となりましたが
今回の神舞は
四年に一度がコロナのせいで延期になり
結局八年ぶりに行われたので
結構しっかりした竹組で神殿を作ったりして
気合が入っていたましたよ
まずは舞を始める前に
舞場を清める神事が行われます
午前中に山の上の金毘羅社の祭りが行われ
その祭りの10年に一度の大祭として
神舞が奉納される
という二重の神舞の披露となっていました
一番目の演目は「三神」
小学生の女の子三人が登場です
蓆(むしろ)を敷いて
その上で舞うのは珍しいことなので
足がひっかかって舞い難いでしょう
今時どこから蓆を調達してきたんでしょうかね?
次に「勧請」
今回は男女ペアになりましたが
まだ中学三年生の二人です
二人共大きくなりましたねぇ
ついこないだまで小学生で
袴が大き過ぎてひこずっていたのに
「三鬼神」です
太夫三人と鬼神三人の組み合わせ
この日はお天気にも恵まれ
行われた公園の桜も若葉に覆われて
気持ちの良い爽やかな陽射しの中
最高の神舞日和でした
というか暑すぎるくらいでした
そこに今回は珍しくキッチンカーが一台呼ばれていて
ジュースやアイスクリームが売られてたんですけど
なんと!全部無料
ありがたや私は今年初めてアイスクリームを頂きましたよ
そしてメインの「奴」
小さな子供男女のペアが大きな長刀を担いで練り歩く
この演目は四年に一度にしか舞われません
なのでその年に出演できる子供はラッキー
なんですが
年々子供の減少している昨今
今回は姉弟でのペアとなりました
しかも、葉っぱの林さんのお兄さんのお子さん達
林さんのお兄さんは大波野在住で
無農薬のお米作りをされています
暑いので観客席にはテントが張られています
写真撮影にはこの地区以外からも来られている人が多い
今年は珍しく町の教育委員会から
教育長さんたち数人が来られてましたねぇ
一応神舞は県の指定無形文化財になっていますから
実演を見ておかないことには話しにならないでしょう
残念なのは町の観光協会があまり熱心ではないので
町外から見に来る観客が少ないことです
「四天王」の中の大名持神(おおなもちのかみ)は
大国主命の別名とも言われています
「四天王」では四人の神様の舞
舞う時間が結構長く
おじさん達も年を取ってきたので
かなりお疲れのことでしょう
その次が「六神」で
さっきのおじさんたちメンバーも入っているので
息を整えて上着を着るのに
ちょっと休憩時間が必要でした
少ない人数で舞っているので大変ですね
最後の演目は常に「磐戸」と決まっています
天の岩戸に隠れた天照大神を出すために
うずめの巫女が舞い
手力男命が岩をこじ開けるシーン
岩戸から出てきたのは
可愛いお姫様
先ほど「奴」で出ていたのと同じ女の子
子供の人数も少ないので
一人一人の出番が多くて
舞う演目が多いのだけれど
小さいのによくここまで覚えられたなぁ
と感心します
江戸中期から伝えられてきた神楽を
この地方では神舞(かんまい)と呼んでいます
昔からの舞を忠実に継承してきた里神楽なので
他の地域のように派手さはありませんが
素朴で親しみやすいのが特徴
いつまでも続いていってほしいものです
いつもは静かな山里もこの日ばかりは
笛や太鼓の音がこだまして
にぎやかに人々が集い合って
神様もきっと楽しまれたことでしょう