通訳クラスでは、時事やビジネス系、ご挨拶、プレゼンなど様々な教材を使いますが、どうもデキにばらつきがあります。

特に苦手なのが学術系の化学や地学など、おそらく日本語できいてもチンプンカンプンと思われるもの。


講師から言われたのは、ビジュアライゼーションし概念化して訳すのは基本ですが、どうしてもスピーカーが言っていることが腑に落ちないことも現場である。そういった場合は、シンタックスに沿って訳してしのぐしかないのだ・・・と。そして話が進んでいくにつれて「あぁ、そういうことね!」とピンとくるかもしれないし、自分は理解していないけど、聴衆は理解し、話は進んでいく(対象オーディエンスとトピックにもよると思いますが)のだと。


これまで通っていたスクールは本当に足しも引きもしない訳出を心がける授業でしたが、今のスクールは「現場に立つこと」をこの上なく想定していて、訳出をみられる時も(それぞれのクラスのレベルにもよると思いますが)、テニスのラリーにたとえて、まずは打ち返すこと。最初から最上級のボレーでバシッときめるのではなく、大ホームランになっても、ラリーを続けるのだ・・・と言われます。

そこからさらによい訳出を練っていくのだ・・・と。


先日地質学の教材で、全くコンテキストがとれずに沈黙してしまいました。

このスクールに入って授業で沈黙したのは始めてかもしれません。


でも、思うんです。

それだけ上達してきたのではないかと。

以前はメモった(理解したとはいいませ~ん)単語と単語をつなげて、想像力を駆使し(時には創造力となり撃沈したりね)訳出していたけど、今は自分の中ですっとイメージしてから訳出するという経路ができているのではないかと。


ただし、今回講師に指摘されたように、わからない時の対処法も身につけていく必要があると思いました。もちろん背景知識を身につけ、復習して理解を深め訳出につなげることは大前提でですが。


ということで、自分が苦手な系統トピックのTEDやTOEFLリスニングPartCの講義ものを日々の訓練の題材として使おうと思います。英検の過去問もつかえるかな(合格して以来開いていないので忘れちゃった。。。汗)




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