『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』
By 山中伸弥 聞き手 緑慎也 講談社
- 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた/講談社
- ¥1,260
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旬な人(もしくはイベント)は旬なうちにそのバックグラウンド知識を増やしておく。
以前通訳スクールの講師に言われたことです。
例えば、(ちょっと前の話しになってしまいますが)ジム・ヨン・キムさんが昨年世界銀行総裁候補となったとき、初のアジア系、医学系バックグラウンドを持つ候補者として話題になりました。
そういったときに、キムさんがどういった経歴の人中か、これまで世銀の総裁はどういう方が歴任してきたのか、そもそも世銀ってなにをする機関なのかなどを簡単でいいので、知識としていれておくのです・・・。
言うわ易し行うは難しですが、そう意識しておくことで、毎回気になりながらスルーしてしまうということが減りました。
というわけで、今回は旬の(私にとって)山中先生の著書を読みました。
前半は山中先生の経歴や最終的にiPS細胞研究に従事することになったきっかけ、研究中のこと(今も研究中ですが・・・)、そしてそもそもiPS細胞ってなによっということが、とてもわかりやすく書いています。
関連技術であるES細胞についても触れられていて、これまたわかりやすい。
生理学系が苦手な方でもすいすいよんで、そういう技術なのね~納得できると思います。おすすめ。
最初にスクールに通っていた頃ES細胞教材でやったな~。月日がたっているな~・・・私も頑張らないと!なんて背中をおされる思いで読みました。
山中先生のお人柄もいいです。
挫折した事や、ジャマナカって呼ばれていたことなど、報道でうっすらと知っていましたが、後ろ向きになっていたことも含めて今の先生がいらっしゃるんだと思いました。
後半は緑慎也さんが聞き手となったインタビュー。
研究のことや、マネジメントする側となった今の思いをお話しされていました。
理数系苦手の私ですが、いい引出しにしまえる知識とEncouragementを得ることができました。
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