昨日のリテンションのうまいやり方が見つからないというポスト にShiraさんからコメントいただき、自分なりにもう少し考えてみました。
以前通っていたスクールでも、春に通っていたスクールでも、今受講している講座でも、クラス内でリテンションをやった記憶がありません。
一度だけ最初の大手スクールでスクリプトを使って、一文音読し、顔をあげて、その一文を繰り返すというのを受講生でふたまわり位し、こうやるのがリプロダクションですと説明されたことがありました。
今の講座の講師から「Cheerさんリテンションきくようになったわ~」と時々言われるのですが、自分では実感がないし、特にリテンション強化のためになにかやっているわけではありません。
ただ、昔のように、ささ~~~~っとオリジナルがどこかに流れてしまってなにも頭に残らず真っ白ということはありません。
これはリテンション力が向上しているということなのでしょうか?
思うに以前は単語と単語をとるのに精いっぱいで、音としては認識しているけど(つまり内容をわかったつもりでいるけど)そのつながりとか、メッセージを理解しておらず、いざ訳出するとなると、
「(う~んとJapanese economyっていってたな)日本経済は(あとはなんだっけ。そういえばexportって単語もでてたな)輸出が・・・(う~んでもつながりがわかんないな)え~っと、、、忘れました」
となり、聴いてた時はわかてちたのにな~ってなっていたのだと思います。
英語が元言語の場合を考えるとおそらく理解力と分析力が多少向上し、短いものしかやっていないので結果として頭にメッセージが残っているのでは・・・と思います。
曽根先生のオンラインQ&Aにもありましたが、理解なくして記憶できるわけがないので、今はやっとその入り口段階にようやく踏み込んだところなのかもしれません。
オリジナルと全く同じものを再現するべきなのか、それともメッセージがあっていれば多少違ってもいいのか。
今の私のレベルでは全く同じものを再現するようにしようと思いました。
というのはメッセージさえあってればいいとすると、なんとなくズルして逃げで処理してしまうかも・・・と思ったからです。
ボトムアップ、トップダウンどちらの聴き方もできくてはいけませんが、細かいところまでわかったうえで、あえてこなれた日本語らしい表現で(いい意味で)大まかに訳出することと、おおざっぱにしかわからないから流れを考えてアバウトにだすのでは、「枝葉にとらわれず幹をしっかり出すと」いうくくりでいうと同じかもしれませんが、質を考えるとまったく異なりますよね。
でも細かいところまで把握できるからこそ通訳者として必要とされるわけだし、細かいところまでわかるからこそニュアンスや大切なところが判断できる。
なので、細かいところまでこだわるリプロをまずはやってみようと思います。
アバウトではなくきちんと出すことで、リプロをやりながら、コロケーションや前置詞、冠詞など細かいところまで気を配り口頭で再現すると、きちんとした表現法も副次的身に着くのでは・・・最終的には日英訳出の時のクオリティにも反映されるかも!と期待しています。
一字一句再現式リプロなので、教材は口語的なよどみや言い直しがあるインタビューのようなスクリプトなしのその場で考えて話している系のものではなく、練られた読み原稿に基づくスピーチや、CD付の英語教材を探してみようと思います。
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