姫1号が入学しました。
期待と不安が入り混じっているようですが、保育園卒園後1週間を学童ですごし、上級生や学童の先生がとても優しく、楽しく、毎日クタクタになるまで遊んで帰ってくるので(園と違ってある程度自由があるし)、「新生活もそんなに悪くないや」と思って入学の日を迎えたようでした。
入学式後2日間は緊張の面持ちではあったものの一人で登校したものの、3日目は玄関をでるとき珍しくすっと手をつないできて、途中まで一緒にいこ~と。
今の学校って通学路指定がきびしいんですよね。本来であればこっちの方が近いのにという道ではなく、とりあえず大通りに向かって歩き、そこから指定路をいきます。私の頃は道草くうかどうかなんて学校が関与する問題じゃなかったけどな~。
なもんで、大通りまでの1ブロックなのですが、その間小学生がいる家は1けんもありません。
(というか、もともとご近所ママ友づくりに全く興味がなく、保育園も車で職場に近いところに行っていたので近くに知っている小学生がいない)
なんとも思わずその1ブロック途中まで一緒にいき、「ほんではいってきな~」と送りだしました。
ブロックの角を曲がり姿が見えなくなったので、さてさて通勤準備と思い家に戻ろうとすると姫がすっごい勢いで戻ってきました。
忘れ物でもしたのかと思うと泣いているので、「どうしたん?転んだ?」ときくと大号泣。
最初はわけがわからなかったんだけど、「もしかして一人でいくのいやなのかしら~」と思っていると「一人でいくの怖い。ママ一緒にいって!」と。
小学生になったら一人で学校にいかなきゃいけないと思い勇気を振り絞って行っていたんだけど、どうやらお母さんと一緒にくる子がいるらしくって・・・。
とにかくその日は仕事にいく時間もせまっているし、姫もそのことは重々承知で、「じゃ、おじいちゃんでもいいから一緒にいく」と粘ったのですが、行きつもどりつして一人で泣きながらいきました。
はて、どうしたもんか。
選択1.誰もがとおる壁なのだから、ここはぐっと我慢して子どもを信頼し一人でいかせる。
選択2.安心して一人で大丈夫と子どもが納得するまで寄り添う(つまり一緒にいく)
私は断然選択1派。
だって、成長の禊みたいなものでしょ。
でもね、よく考えたのです。
私はいろいろな経験を乗り越えてきて、人生いろいろあったからこそそう言えるのじゃないかって。
今姫にとってはこの一人で通学するのが史上最大の問題なのではないかと。
しっかりしている、クラスの中心といわれ先生に頼られ続けていた保育園時代ですし、家でも3人兄弟のいちばん上。頑固者で甘えベタな姫が私にそういうのはよっぽど勇気がいること。
だからこそ、寄り添って選択2を選んでもいいのではないかと。
そう自分で思いつつ、やはり私も小学生の母1年生。
確信が持てず、姫をよく知り小学生母である保育園の先生の相談しました。
やはり「姫一号が~~~」と先生びっくりしていました。
で、「よしよしってしてもいいのかもしれないね。ずっと一緒に行くって言う子なんていないからね」と。
その言葉に背中を押されて一緒に登校しています。
なにが正解なんてわからないけど、姫の言葉と表情とをしっかりみながら信じてみます。
姫との約束は
1.どんなにあがこうが8:05になったら母は家に帰る
2.途中で知っている子にあったらそのこと一緒に登校してみる
金は校門まで、月は途中でお友達とあって途中から一緒に登校して行きました。
やれやれ、そう遠くない日に自分でいけるかな~と思いきや、昨日学童で顔をすりむくケガをしてきて。
ケガ自体はもう痛くないようですが、なんせ場所が場所なので・・・。
最初は気にしていなかったのですが、まじまじと鏡でみたらイヤだ・・・と思ったようで、今朝は学校行きたくない、学童行きたくないと。
よくよく考えると、今でこそ面の皮が厚いおばちゃんだけど、うら若き乙女の頃は父に前髪短くきられすぎて学校なんて絶対いきたくない!と思ったものでした。
なのにいざ姫にそういわれると、つい理由を探りたくなったり、「はっ、もしかして登校渋りなの、これは!!!」なんて構えてしまいます。
まだまだ青いな~自分。
保育園も行き始めた頃は、◎◎ちゃんにキックされるの、××ちゃんがこわい(←どちらもクラスのリーダー格)と言って3歳の頭をフルにつかってなんとか園にいかなくても済むように知恵しぼってたっけな~。
年中、年長と進むにつれて自分がクラスのリーダー格になっていっても、朝バイバイするのが苦手だったもんね。
通い始めた頃自由絵画で黒をつかうことが、多くて、「心にもやもやがあると黒を使う・・・」なんてどっかで見聞きしたことを思い出し、「もしや園でいじめられているのでは」とか「私が働いているから園に長時間預けることになっているけど、この子を精神的においやっているのではないか」とか心をいためました。
「なんで黒をつかうの?」って聞いた時はなんか腑に落ちない返事しか帰ってこなくって、3歳位のGirlsってピンクすきでしょ。なんでピンクじゃないの???なんて聞いてもピンクは使いたくないからなんて答えしかかえってこなくって
確か何の気ない会話の中で判明したんです。なんのことはない当時の彼女にとって黒=強い色、かっこいい色だったのです。それを3歳児が理路整然と説明できるわけもなく。パステルが好きな子もいれば、赤が好きな男の子もいる(←うちの王子。戦隊ものは赤が一番強いヒーローだから赤=強くてかっちょいい色みたい)
思い込みをすて、子どもをまっすぐみよう。
答えはない。
二人でVery Bestを探っていこう。
英語には全く関係ないポストですが、同じ思いの母がいるかと思って。
そしてこの気持ちをわすれないように・・・。
子ども達は信じて・・・。見守っていくしかないね。