初対面の方と、
・好きなドラマが一緒
・高校時代の部活が一緒
・履いてる靴のブランドが一緒 など
思わぬところで共通点が見つかり、
つい先日、
お打合せで伺ったとある企業のご担当者様Aさん(女性)と
名刺交換をした時のことです。
Aさんに近づきながら、
何気なく名刺入れに目が留まり、
「名刺入れ、私のと似ているなぁ…」
と。
さして、お互いの名刺をお渡しし終わった瞬間…
「同じ名刺入れですよね!?」
と!!
一見ブランドが分かりづらい名刺入れですので、
お互いに名刺入れの中も見せ合い、
中にあるロゴも同じであることを確認。
「伊勢丹 メンズ館‼ ですよね?」
と購入したお店もほぼ同時に、確認し合います(笑)
私自身、この名刺入れを選ぶにあたり、
時間をかけ、こだわりました。
一通り、女性ものの名刺入れを見た結果、
・飾りが多い
・デザイン性が強すぎる
・入れられる名刺の枚数が少ない
・好みの色がない
などの理由から、女性ものの中から探すことを断念。
男性物の方が、ビジネスで使うにふさわしいシンプルな名刺入れが多いと気付き、
伊勢丹メンズ館でやっと見つけたのがこの名刺入れ。
紆余曲折の名刺入れ探しの旅があったので、
きっとAさんも、同じように名刺入れ探しの旅をされたのだろう、
と勝手に想像。
持っているものが一緒だという共通点はもちろん、
同じ物を選ぶ背景にある、
価値観や考えが似ているのかもしれない、
というところに喜びを感じました。
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人は、共通点を見つけると、
安心感、親近感、好感を持ちます。
「類似性の法則」と言います。
わざわざ、ここに書かずとも、
経験的に自然と知っている方もいらっしゃるでしょう。
そして、お仕事の場面、
特に営業では意識的にお相手との共通点を見つける会話を心がけている方も多いと思います。
「外向き」には活用なさっている方は多いでしょう。
とはいえ、職場内ではどうでしょうか?
職場のメンバーお一人おひとりと自分の共通点、
例えば10個知っていますか?
昨年とある企業にて、
会社全体で「職場」について考えるワークショップを実施いたしました。
顔は見たことある、
でもちゃんと会話したことはない、
そんなメンバーも多いことから、
まず手始めに、お互いの共通点を探すゲームをしました。
ほんの数分で、お互いの距離が縮まり、
笑顔が一気に増えた光景が印象的でした。
もしかすると、
毎日顔を合わせているのに、
部署が違うから、
あるいは仕事であまり関わらないから、
という理由から挨拶も交わさない関係だったかもしれない。
でも、ほんの小さなきっかけで、
お互いこんなに笑顔で話せるのだとしたら、
こういう機会って価値があるな、と痛感しました。
同じ職場で毎日顔を合わせていても、
意外に知らないお互いのこと。
職場内でもたまには、
こういう会話の場を持ってみるのも良いかもしれません。