昔、今よりずっとずっと小さいみーちゃんが
忙しく夕飯の支度をしている時に隣に来て
「ママが2人いたら良いのになぁ」と言って
ママは不意にボロボロ泣いた。
毎日忙しく働いて、お弁当作って送り迎えして
買い物して帰宅してお夕飯作ってお風呂入れて…
それでも「足りない」と言われているように
当時は感じたのだった。
みーちゃんはびっくりして、一緒に泣いてくれた。
最近になって、自粛で飽きるほど2人で過ごし
毎日手の届くところに居たのに
みーちゃんは「ママが3人いたら良いのに」と言う。
「3人いたら何する?」
「3人いたら、ひとりのママはみーちゃんとテレビ見るでしょ。ひとりのママはお夕飯作って、ひとりのママは自由にメールとか仕事をする。」
「いーねーそれ!欲しいわ3人」
「ね、みーちゃん流れ星見たらお願いするわ。
そしたら洗濯物たまってるよって言われないし、ママお買い物もササって行けるし!…でもママが3人いたら、お米足りなくなるね」
「…そうだね。じゃ2人働きに出そう」
それじゃぁ結局ひとりだね!と笑うみーちゃん。
(いや、家にいながらにして給料2倍だよ
)
「ママみーちゃんもかわいいから、2人ほしい?」
「え!…いや、1人で足りてるよ!」
「えー、みーちゃんは双子だったら良かったな」
「そうなの⁉みーちゃんが双子だったらかぁ…お互いに喋りまくりで良いかもね」
「ねー、絶対楽しいのに!!」
私も、今は素直に体が足りないなと認められる。
頑張っても頑張っても、足りない。
もっとみーちゃんの成長を受け止めてもっと遊んで
出来たら丁寧に記録していきたいのに…
ひとりじゃ気力と体力がもたないのだ。
「ね、ひとり暮らしって絶対にするの?」とみーちゃん
「いや、しない人も中にはいるよ。なんで?」
「みーちゃんさ、ずっとママと住みたい」
「えー、いつまで?」
「みーちゃんが死ぬまで」
「みーちゃんが死ぬ頃、ママはもう死んでると思う」
「じゃ、ママが死ぬまで」
「でもそのうちきっと、ひとりで自由にしたいなーとか、好きな人と暮らしたいなーとか思うよ」
「そうかなぁ。嫌だなー」
「まぁその時考えよう、まだ先の事だから」
「でも結婚はするよ。みーちゃんの子どもにね、ママみたいにいろんな事してあげたり作ってあげたりして、お弁当とか作りたいから」
そうかそうか、みーちゃんならママよりずっと
余裕のある楽しいママになれるよ。
みーちゃんの未来は無限に可能性があるなぁと思って
涙が出る時がある。
なんにだってなれるね、楽しみだね!
