自分の自転車を、毎日うっとり眺めるみーちゃん。
やれサミットやら、やれコンビニやら、習い事やら、とにかく1日1回は「自転車特訓がしたい」と出かける。

交通公園で乗れるようになり、初日は公園でサイクリングをしたけど…公道に出るとなってはこちらも覚悟が違う!
邪魔になる荷物は置いて、本気の目線で見守る。

「白い線の中だよ!」
「漕がないと進まないよ!」
「ちゃんとハンドル握って!ブレーキも持つんだよ!」
「足で止めないよ、危ないよ」
「前見て、ぶつかるよ」
「止まって、車来るよ!」
「だから、足で止めない!ブレーキ!」
「漕いで!進んで!」

汗だくのママと違って、みーちゃんは鼻歌なんか歌ってる。
いつもならしっかり目を見てお話するのは、みーちゃんの良いところって思うんだけど…
「ほら、よそ見しない!」
「あーほら、電柱!ぶつかる!」
「おしゃべりは前向いてして‼」
「ていうか、おしゃべりしてないで漕いで!」
「だから前見て!」

帰ってきたらへとへとのママ。
息切れ中のママにみーちゃんはニコニコ。
「…ママさぁ」
「え、なに?」
「みーちゃんが自転車乗ると、ずーっと怒ってるね!自転車嫌いになっちゃった?」

「……いや、もうさ、ママみーちゃんの命守るのに必死なのよ」