ALOHA!
今日は東京国立博物館に「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」を観てきました
円空さんは日本の各地で生涯に12万体の仏像を彫ったと言われてます
円空さんの仏様は木にもともと宿っている仏様を表に出しているだけとか、いろいろ言われてます
材料で使う木端をバカにした人に「あんたより年上なんだよ」って諭したりした有名なエピソードもあります
また、棟方志功さんが、円空さんの作品を見て「わでの親父や」って言ったり
旅をして、泊めてもらったお宅にお礼にそのいらへんにある木に彫ったり、子供がそれで遊んでもすごく喜んだりとか、とても人々に近い仏様を彫られていました
きっと、円空さんにとって彫るということは、生きるってことの表現だったんだと思います(勝手にですが)
ずっと、ずっと見たかったです
ものすごい大きな作品が、怖いぐらいの圧倒的な力強で彫られていました
たぶん、すごいエネルギーとスピードでためらいがないように彫った感じがしました
作品によっては、繊細に細かく作られたやさしい作品ももちろんあります
円空さんはお坊様ですが、修験道的な修行もされたようです
仏様だけでなく、もっと土地の神様的なものやよくわからないものもあります
今と違って、すべてのものの情報があったわけではなく伝聞から作られたものもあると思います
円空さんが表現したかったものって何だろう
仏教が伝来する前から、日本人の心にあった縄文の美意識や感覚、自然霊的なアニミズム的な完成、そんなことを強く感じました
人々の願い、きっと大時代的なことではなかったと思います
病気が治りますようにとかと、雨が降りますようにとか、子供が生まれますようにとか
すごく日常的だったと思います
そんな、ひとつひとつ
ひとりひとりの願いの象徴のような気がしました
もちろん、個人の感覚ですので本当はどうかわからないです(笑
だけど、ものすごく懐かしい感じがしました
どんな気持ちで、仏様を彫られたのか感じてきたかったですが、圧倒されてしまってよくわかりませんでした
だけど、ものすごく素敵なのでよかったら行ってみてください
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