自分が病気だと知った時、これが病気になる事の怖さなんだと初めて理解出来ました。

この恐怖から一生逃れられないんじゃないかという絶望感。

毎日頑張ってます。
前向きになろうと努力してます。
かけがえのない今日に幸せを感じます。
でもね、感じようと必死になっているだけの時もあります。

最近は泣く日が少なくなりました。
楽しい!!って心から笑える事が出来る様になりました。
それでも家に帰った瞬間、我にかえった様に振り出しに戻ってひどく落ち込む時もあります。

そんな時にポジティブになろうとするのは、暗い深い沼から泥をかき分けて水面から顔を出し、さらに空を飛ぶようなものです。

沼の底から見る空は、果てしなく距離があり、その空の遠さに愕然として、もがく事さえ諦めてしまいそうです。

なので無理して空を飛んだりはせず、まずは水面から顔を出す事を目指します。

前向きになろうと考えずに、ただ自分が心地良いと思う事をします。

香りの良いお茶を飲んだり、外に出て光を浴びたり、ストレッチをしたり、優しい音楽を聞いたり、花を飾ったり、アロマを焚いたり。

そんなちょっとした心地よい事を繰り返して、水面に近づいて行きます。

また沼に引きずり込まれても、少しずつ水面を目指し、そして顔を出して空気をたくさん吸ってエネルギーを蓄えられたら、その時には空を目指そうと思います。