プロの厳しい目
私は21歳の時に車の免許を取得しました。
学校の選択肢はいくつかあったのですが、私はなぜか厳しいと評判の教習所に通い始めました。
運転教習後、教官は班を押してくれないことが何度もあり、路上教習が終わるまで、結局8時間もオーバーしてしまいました。
そして卒業検定の日、順調にコースを回っていた私はもちろん一発合格といきたかったのですが、やはり私の人生甘くありません。
路上ではなく、歩道に立ちはだかる存在がいらっしゃいました。
というよりか、私マヌケでした。
横断歩道”近く”にご婦人が立っていました。でも上を向いていたので、そのまま通り過ぎようとした時、教官にブレーキを踏まれ、じ・エンドした。
卒検に落ちるとさらに2時間路上教習が必要なので、結局10時間オーバーしました。
再チャレンジの卒検では、これでもかぐらいに慎重に運転し、最後には教官に流れに合わせない自己中な運転に散々嫌味を言われましたが、落とす理由はなかったらしく、何とか卒業しました。
運転教習で何度も落とされた理由は、いつも後で考えてはいたのですが、結局分からずじまいでした。聞く勇気もなかったのですが。
プロの目から見ると、素人ではわからない微妙な危うさなどがあったのでしょう。
今となっては、10時間も多く教えてもらって良かった!というところです。