私は小学４年生の時、悪ガキトリオの一人でした。ある日、そのダチが♀の黒い子犬を拾ってきました。
うちは、祖母が動物大嫌いで、無理だったのですが、何も考えず僕が飼うと言って連れて帰りました。
普段は泣くことなどなかった私ですが、ちょっとウソ泣きして結果的に許してもらいました。
名前は「チロ」にしました。
父は犬小屋を作ってくれました。今ではあり得ないことですが、庭で放し飼いをしていました。
猫のように外出自由です。
私が学校に行っている間はよくどこかで遊んでいるようでした。
でも、私が家に帰ってくると必ずどこからともなく私を見つけてやってきます。
しかし、ある日の朝、散歩中に目の前で車に轢かれてしまいました。
その日、父に車の危険性について図解でトクトクと教えられました。
それからウン十年後、ペットが飼えるウチに引っ越した私は、犬は散歩が必要なので諦めて、猫をかいました。
ネットで、アメショーをかいました。
体色は大体わかっていたのですが、家に連れて帰り、初対面です。
なんと、子供の時に飼っていた犬のチロにそっくりでした。
名前はチーにしました。