耽美華麗 悪魔主義 谷崎潤一郎文学の着物を見る
アンティーク着物と挿絵の饗宴
平成28年3月31日~6月26日
谷崎潤一郎は高校の時に『痴人の愛』を読んだっきりだったのですが、
〝谷崎作品に登場するヒロインの姿をアンティーク着物で再現〟
という展示内容に惹かれて見に行きました。
最近の不倫騒動なんて吹っ飛ぶような谷崎潤一郎の世界
プライベートも作品も痴情のもつれが凄まじいな・・・
学生時代の先入観で苦手分野と敬遠してましたが、
着物と共に作品紹介を読んでいると描写の美しさに感嘆しました。
特に『細雪』は早速読んでみたくなりました
四姉妹のなんでもないやり取りや会話がなんともほっこりしますね
それぞれの性格と着物の趣味を照らし合わせて見るのは面白かったです。
しかし、谷崎潤一郎は男女の愛欲の物語を多く描いているわりに、
女性よりも猫好きというのがなんとも。
作中の女性を猫に置き換えるとその翻弄されている感が
ちょっと自分も共感できるかもとか考えちゃいました
アンティーク着物を提供したお店のDMも展示されていました
👆気になるDMをお持ち帰り