催し「乙女魂vol.2」にて購入 その③
ポストカードセット「娘十二ヶ月」
私が木版画を始めるきっかけの一つは
中原淳一の「娘十二ヶ月」を画集でみつけたことです
この作品が木版画であるという衝撃を受けてから、日本の伝統的な木版技術を知るに至り、浮世絵木版画に憧れを抱くようになりました。
木版摺りは12枚セットで33万円くらいしたのかな
到底買えるはずもなく、版元に「ばら売りをしないのか」と問合せしたのは十数年前のこと。
その後、たまたま中原淳一の展示期間中の美術館で学芸員の研修を受けることになり、何度も展示会場に出入りして作品や二次資料を見る機会を得ました
その時、この「娘十二ヶ月」が数枚ばら売りで販売されていて驚いたのですが、それでも当時買うことができず「買えないなら自分で彫ればいい」
などど大きな夢を持ってしまったのが、木版画制作への第一歩なんでした
この作品については、もっともっとエピソードがあって、
それだけ思い入れの深いものになっているのです
・・・というワケでこのポストカードを購入しました、って前置き長くなりすぎですね
手元にはいまだに木版摺りの「娘十二ヶ月」はありませんが、
今回ポストカードを手に入れたので季節ごとに部屋に飾る予定です
![]() | 中原淳一 ポストカードセット・娘十二ヶ月(12枚入) 1,620円 楽天 |