伊丹市立美術館
『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展』
2016年4月2日(土)~5月15日(日)
館内に入るとすぐ、ゴーリーが迎えてくれます
※毛皮のコートを着た紳士はゴーリーだと私の中で自動認識されているのであしからず
『うろんな客』に出てくるナニカがこの美術館にもいるもよう
3会場に分かれているので
その度にチケットを提示しなければいけないのがやや面倒でした
チケットのデザインは可愛いんですがね・・・
ずっと手にゴーリーを握りしめて見ることをご覚悟ください
伊丹駅から向かう途中に通った「みやのまえ文化の郷」が
伊丹市立美術館の出口になっていてビックリ。
どうりで看板が出ているわけだと、帰り際に納得しました
公式図録
爽やかなブルーの表紙って意外でしたが、きれいですよね
作品になる前のラフスケッチや試行錯誤した形跡をみるのも楽しみの一つ。
作品の修正あとは実際に作家が紙の前で描いている想像ができるものでもあります
そして、なにより驚いたのは思っていたより原画が小さいということ。
ゴーリーの繊細で細かく描き込まれた絵を見ると、大きく描いて縮小しているようなイメージを勝手に持っていたのですが、ほとんどは原寸大か拡大して本に掲載されたようです。
サイズは小さくとも作品の重量感というか存在の大きさ、
描き込まれている内容の深さは素晴らしいです。
オペレッタ『ミカド』の衣装とセットも手掛けていて日本への関心もうかがえます。
日本人からすると奇妙に見えるかもしれませんが、
和洋折衷の発想やそのユニークさを楽しまずにはいられないっ
ゴーリーが、愛読書『源氏物語』の登場人物の名を愛する猫に付けたというエピソードや、
浮世絵に影響されたであろう作品を目の前にすると、アメリカから原画やスケッチ約170点が日本にやってきて、日本人である私がそれを楽しんでいる
ということに感慨深く、嬉しく思えるのでした。
さて、ショップではTシャツやポスターを飾った部屋があったり、
ステーショナリーや雑貨も数点置いてありました。
実はぬいぐるみが欲しくて期待していたのですが・・・
あったのは「ブラックドール」
迷いましたが、値段高いし・・・自分でつくればいっか、とやめちゃいました
結局ポストカードと図録だけ購入しました
ちなみにパンフレットは2パターン、図柄が違います👇内容は同じですけどね。
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