茂木健一郎さんにお会いした。
いや、茂木さんにお会いしたうちの一人だった。

Edu×Tech Fes2012というところで10人くらいの素敵な話を聞いた。
贅沢だねえ、とても楽しかった。

これから述べることはFesのほんの一部に過ぎず、そして私に取り込まれたことの上澄みでしかない。つまり、別に本質ではない。

#etfesというハッシュタグで参加者からの会場中継、そしてUstもしてた。
参加者を見回すとかっこよくMacやiPadをかっこよくひろげ、iPhoneをいじっている。
みんなtwitterをしながら参加をしていた。でもスピーカーと連動はしていなかったし、そこで流れる情報には会場の発展を持つものは少ない。
せっかく面白い話をしているのだから、じっくり聞き入るとか、メモをとるとかすればいいのに。せっかくMacがあるのだから、twitterじゃなくてEvernoteを開けばいいのに。と思った。


さて、今日の話題は茂木さんだ。
ゲストが話している所に茂木さんが会場入りすると、twitterは茂木さん出現ツイートと写真をとる人が増えた。なんてこった。

さ、ここからだ。
茂木さんの話はとても面白かった。今の日本の教育制度を真っ向から否定する話だった。自分の感じていることが間違っていないのだと、安堵のようなものまで頂いた。彼は東大で行われているこのFesで、東大は駄目だと何度も言った。話の重点は英語についてが多かったが、偏差値なんておかしい、日本の大学はおかしい、と言いきっていた。
そして"話し方"が抜群にうまい。プレゼンを用意せず、会場に熱く語りかける。座っていたと思えば、もう立ち上がっている。服を脱ぐ。全身を使って話す。会場はこれまでと全く違う空気に沸騰していた。

だけど、私は茂木さんの話を聞いた後に落胆をしたのだ。
河合隼雄との対談で見せるような茂木さんではなかったからだ。つまり人格者ではないし、理性だってそんなにないことが、ひどく悲しい気持ちにさせたのだ。簡単に言ってしまえば、彼の言葉遣いと態度である。言い放つような、絶対的な、上から言葉が落っこちてくるような話し方と、相手の発言を、上手く自分のもっている答えに導いていく。正直さがあんまりない。そしてあたかも論理的に。

だた誤解をして欲しくないのは、今だって彼にとても尊敬していることだ。彼の発言の本質には鋭い視点があり、人を惹き付ける魅力がある。
そして、茂木さん自身が中高生諸君に向けて話すと言っていたから気にかかっている、といいつつ逆のことを申すが。社会は彼のような人を積極的に自由にするべきだ。そんなクレイジーな天才を理解する必要がある。
だけどなんだか、、、社会は彼をタレント化しすぎている。