今日は学校法人シュタイナー学園高等部開校式という記念すべき式典がありました。
今から25年ほど前に高田馬場に全校生徒8名の小学校(のようなもの)が出来て以来、徐々に前進をし、本年の2012年、ようやく日本で初めてシュタイナー教育の高校が学校法人に認可され、「12年一貫教育」が完成したのであります。

この日が来たことは凄く嬉しい。
シュタイナー教育専攻の教授の話にふんふんと思った
この教育が社会に認められたということは、ここが特殊でユニークなのではなく“普遍的”な本質をもっているからだ、みたいなことを話してくれた。この学校誕生を美化していく傾向がある人たちがいるから、ある意味で釘をさしてるところがあってよかったと思う。
そして、県、区、地域、いろんな立場の人がお固いスポーチをするかと思いきや、熱く話をしていて、(原稿をみている人はほとんどいなかった)面白かった。本当にいろんな人が激務をこなして生まれた高校なんだと思った。

その反面、嬉しくて泣いているのはいいけれど、きっと立場として分かってないな美化しているぜ、とか
経済的な話多いなぁとか、
(発足からして資金面がとても大変らしい)
教育の質が変わってない、というか質低くないかしら、とか思った。

自分の中で消化しきれない考えが交差しながら、
お偉いさん方に“新一年生おめでとう”と言われて満面の笑顔で礼をしていた。
(現在高校3年生なんですが、法的に一年生にしかなれないそうです)

とても複雑な心境。





ただ私の期待値が高かったおかげで、思った以上に失望している気持ちが大きいらしく、学校行きたくないなと初めて感じていて、生命力すらもが蝕まれている。
もう、1ヶ月たったのに、
言ってみれば、負も正もみんな取り込むスパイラルの中にいて先が見えないという感じ。
ワクワクして描いた構想も、楽しい想像ゴッコではじけているし、
NPOから学校法人に認可されて、結局のところ校舎くらいしか変わっていなくないかい、とまで疑心が湧いている。

難しいものです。