今回の二つの展示が同時開催中の
贅沢三昧してきました
一つ目は、神戸を代表するかな書と
画家の共通の画材「墨」をテーマに
一堂に展示された今回の「墨の世界」
水書き習字で写経をちょこちょこする程度の
私では「墨に五彩あり」と言われる世界は、
まだどういうものかはわかりませんが、
墨の濃淡から生まれる陰影や流れるような線が
生き物のようで魅入ってしまいました。
水墨画の「金剛力士」は圧巻で、印刷では
良さが伝わらないのが残念です
墨の濃淡に間接照明が当たり、
浮かび上がってくるような感覚に
鳥肌が立つくらい。
解説文にあった、「書は心画」であり
意識の拡大と集中を表現した世界とのこと。
迷いのない線はその人の在り方が映し出されて
自分もこう在りたいな、とちょっと身が引き締まりました
個人的には、白と淡いピンク色で見慣れた
蓮池が墨に朱で描かれていたのが印象的でした。
神戸市立博物館所蔵とのことで、
別の機会でまた見てみたいです