少しずつ

少しずつだけど部屋の片付けを始め、
つぅの衣類は大半を処分した

亡くなるまでの1年以内に買った白いシャツ
一旦はゴミ袋に入れたものの、
そのシャツを着た姿が気に入っていた私は
捨てるのを止めて洗濯した

乾いたシャツを畳みベッドの上へ


暖かい毛布が傍にあるにも関わらず、
アリが寛ぐのはシャツの上

つぅの匂いがするわけではないけど、
きっとアリはつぅを感じてる







普通だったら私の気配で起きるのに、
アリは気持ち良さそうに眠っている

アリ、お疲れ様

君だってナシと遊んだり
つぅの胸に抱かれたりしたいよね

ちぃは君の心に寄り添えているのかな