話題のやつ観てきた。主役が腐っても女優。
何しろ美しい、そして強い。
それをアシストする旦那役、この人も美しい。
感情移入は娘役に。
あぁすれば良かったこうすれば良かったと
後悔することがないのでマルチバースに対する
思い入れがない。自分の責任と人生を受け入れているから。
そうなれたのも2000年にスペインの島に
遊びに行き呆けられたお陰なんだけど。
両親に対してこうして上げたいという思いが
少し湧いてきたかもしれない。
ベーグルは、私にはタヒ、自殺に思えた。
飛び出す勇気にも。自死と何かをする勇気は紙一重。
恋人がいてもタヒに取り憑かれる。
全てを投げ捨てて終わらせる方法。
でも、それをしないで悪として暴れまくっているのは
助けてという生への叫び、それを母は察知する。
肉親の断ち切れない輪。
母にはわかる、多分幻想かも知れないけど。
わかって欲しいという思いと分かられたら辛いから
知ってほしくないという思い。母娘という関係の呪い。
『be kind』これ、まずは自分自身に向けてって気がした。
自分の事は後回しにしてしまってる主役の母
そんな母を見て、そうしたけど出来ない葛藤の娘
父だけが楽天家を装い皆にそう接している。
好きな人たちをまずは抱きしめてみよう。
全てを肯定する強さをみんな持ってたら……実は難しい。
貸切状態で鑑賞できたのは良かった。
確定申告前ではとてもじゃないが観られない。
終わってたから鑑賞できたかも。
過大評価されてるとは思いつつ
主役の演技の功績は讃えたい。