劇場で観たのは初。

学校のライブラリーで借りて

繰り返し観ていた、何故か好きだった。

大人になりDVDを購入。

これを買った時まだ気づいていない。

なぜ好きなのかも。

 

作品にトバされ一人で行ったのか

誰かと行ったのかも覚えてない

作家フランシスベーコンの作品が劇中写る

 

今日観て気づいたのは搾取し富を

得てた人々にギブ&ギブする訪問者

本人の気づいていない欲に対して

訪問者は欲するだけ与える

そして求めたりはしない。

これって実際されたらショッキングな

事なんじゃないだろうか?

親の愛とかに近い。

丹下段平ぐらいじゃないかな。

純粋に与える、そして気づいて

居なかった知らなかった眠っていた

しかし原始的にわかっているが

どうする事も出来なかった1人では

満たせない欲に対して手を貸す

呼び起こし呼び覚まし共有する。

現実世界で一番近いのは売春?人類

最古の職業しかし等価交換はしない訪問者

 

訪問者の存在が好きなんだと気づく。

ギブ&テイクではなく与えられたら

彼らはどうすべきか知らない。

欲してる人に与えれば

彼らみたいに壊れる事はなかっただろう。

しかし必要としている人を見つけるには

あらゆる事に関心を持って

見る力が必要になる。

彼らはブルジョアだから住んでいる

世界で満足し生きているから、その力を

つける事なく生きてきてしまった。

甘んじてしまった、それに対する罰?

として家族は破滅・崩壊して

しまったのでないだろうか。

家政婦だけが、必要な人に力を与えていた。

彼女はブルジョアではない、そして別の

世界も知っているから、必要な人を見つけ

与え崩壊する事はなかった。

彼女もその力に対し、与えられた人が

お礼をしようとするも受け取らず与えるだけ。

 

すごいメッセージと内容だなと今更

自分なりの解釈を見つけた。

初めて観てから何十年を経て何故

好きなのかがわかった。

長生きはしてみるもんだなと

思わせてくれた作品。

しかし、これ好きって

早熟だったんじゃない?

理由は人生経験を積んでやっと

中年になって見つけたんだけどさ。

10代の自分、本能で嗅ぎ分け

この作品を選び好きになり

何十年経って導いてくれて

ありがとう、自分が好きになった。

 

身近な所だと、先輩にいつも

奢ってもらっていて、ありがたさと

申し訳ない気持ちを伝えたら

奢れる立場になったら、そうしてあげて

と言われてから、そうする様に。

その気持ちとも通じる。

電車の席の譲り合い、いくらでも

身近な所に、そう出来る場面はある。

周りを見渡してると気づく。

たぶん周りが優しくしてくれて、いつも

何か返したいと思うも出来ないでいた時に

観たんだと思う。きっかけの映画。

 

シーズン8、ep.6今日の心境に合ってたのと

彼の役も好きだったし虚実入り混じって

好きな回だった。新シーズンに出てこなくとも

覚えているし見返せば、また会える。

 

マグノリアも、これと通じる面がある。

 

追記:父親も自分の工場を与えたよね

持っている物を手放してた。そして

駅での行動からラストシーン。

もしかして、あの叫びに何か見つけたのか

絶望だけが残ったって事ではないと思うのよ。

思いたいんだけど。