バンド活動中(1989~92年)のさまざまな音源を聞き返してみて
新たな発見が有ったり 以前とは違う感触を得たりしています

この曲がまさにそれで 改めて納得の 完成度の高さです

元々は福岡でインディーズ発売用に 5曲録音されたものの1曲で
ボーダーラインよりカセットで発売され その後

バンド活動中にも大変お世話になった 増本さんの企画で
メインストリートのトリビュートアルバム(CD)の1曲として
日本晴 Records から 発表されました
( 残念ながら現在は カタログ落ちしています )

この録音を期に メインストリートのギター 吉田光洋をメンバーに迎え
1990年秋 5人のメンバーでの 活動が始まりました

実際は この録音の時点では ゲスト・プレイヤーとしてでしたが
数本のライブと 録音をこなして 丸々一週間24h 寝食を共にして

帰京した頃には 誰も 口には出さなかったけれど
暗黙の了解で 光洋はメンバーだと 確信していました

後日 当時の話を聞いてみると 本人的には ドサクサに紛れて
半分騙されたみたいで ・・・ 納得出来ていない部分も有り

メンバーとしての活動には 半信半疑だった様なのですが
もうすでに手遅れ こちらの作戦通りに 事は進んでいました

ギターなら光洋しかいないから 録音を口実に引っ張り出して
こっちのペースに 巻き込んじゃえというのが 事前の作戦でした

そんな想いの中 博多でレコーディングされたのが この曲
メインストリート時代からの代表曲で ライブのたびに演奏され

他のミュージシャンからも カヴァーされている名曲です

曲名はライブ中では ” 僕らの生まれかわりに ” と紹介しますが
通常の会話の中で出てくる時には ” 今 ” と呼ばれていました

演奏内容も勿論ですが 前回紹介した ”帰るべき扉 ”と比べると
音質も格段に上質で 安定した仕上がりになっています

改めて この録音に参加できた事は幸運だったと 思い返しています

この時にはドラマーの宮本秀二 しゅ~チャンは 現在のバンドでは
ヴォーカル・パフォーマーとして この曲をカヴァーしています

1990.10.24/25 博多 ー フォニックスタジオ

Special Thanks To

フォニックスタジオ: 宇野さん  日本晴 Records : 増本さん


A 野田敏一  Vo, Gu、  作詞・作曲
O 宮元秀二  Dr
B 入江修哉  Ba
B 吉田光洋  Gu、 Key
O 安藤知明  Per