インドへの再導入のプロジェクトで、2022年に南アフリカとナミビアからインドへ連れていかれてしまったチーターたち。
前回の記事から一年程経ってしまいましたが、問題は続いているようです。
インドへ移動後も、唯一野生として生きていたチーターのパワンが、今年8月に亡くなってしまいました。不審死と言われています。
大雨による溺死とされていましたが、前半身が排水溝に沈んでいたということらしいです。
不審なところもあり調査チームが結成されたのですが、一部の当局者の反対で活動することもできず、すぐに解散となり、調査のためにパワンの遺体を保存しておくよう指示されていたにもかかわらず、すぐに火葬されてしまったそうです。
これまでも、インドでのこのプロジェクトで起きたことについて、「隠蔽」という表現をよく目にしましたが、今回も当然のことながらそのように言われています。
インドはこの先、毎年8~12頭のチータを輸入する必要がある、なんて言ってるらしいけど、もう止めてほしいです。
CCF(チータ保護基金)もプロジェクト開始当時はサポートすると言っていましたが、ほとんどできていないようで、一時はインドで起きた事についてCCFのコメントは「報道で知った」という記事もありました。えっ??
世界中のチーターファンも、今インドで起きていることには心を痛めているようです。
この先どうなるの? もっともっとチーターの犠牲は続くの?
難しいプロジェクトと言いながら継続し、本当に野生のチーターの生息地は拡大するの?
今のところ、ケニアは自国のチータをインドへ送ることに同意していないとのことですが、
条件付きみたいなところもあるようです。
アフリカにいても、いつ命を落とすかわからない厳しい野生の世界ですが、このようなプロジェクトの犠牲になるのって…少し悲しい。