今朝は路面が凍結してあちらこちらで事故も多発し、救急出動も多かったよう。
昨日の豪雪は26年振りだとか。
その時、作ったかまくらの前で撮った写真が実家にあったな。


私が小二の頃だったか。
この時もすごく雪が積もった。

当時は小高い丘の上に家があり、南向かいには大きな社宅があった。
雪が降ったあと、一週間近く経っても日が当たらず雪が無くならなかった家の前の道。
この道は通学路だった。

雪が積もった日の翌朝、嬉しくて仕方なかった私は勢い良く家を飛び出し、学校へ向かった。

後ろから母の大きな声が聞こえる。

『滑るから気を付けなさ~い』

『は~い』

でも全速力で家の前の道を走っていった。
長靴でガポガポ音を立てながらその下り坂を走る。
滑るはずないなどと過信して。

坂を下りきるとT字路にぶつかる。
交通量の多いところだ。
そこに差し掛かるとき、足を滑らせた。
尻餅をつき滑りだす体は、車の横切る道路へ向かっている。
ヤバイと思うと同時に曲がり角のある方へ体重を移動した。

見事に角を曲がり車を避ける事はできだが、そのままの勢いでドブに向かって滑っていく。
大慌てで立ち上がる。
茫然と立ちすくす。

怖かった。
そして大笑いした。
人は怖いと笑けてくるものだ。
不思議と痛みは感じなかった。

たった数秒のことだったはずだ。
でもあの時、すべてのものがスローモーションがかかったように見えていた。
今でも忘れない。
まるで映画のワンシーンのようだった。
他人が見たら滑稽だったろうけども。

そのあとは慎重に歩いたことは言うまでもあるまい。
母の言い付けも守ったさ。