最近は日が落ちるのもだいぶ早くなった。

買い物に寄り、外に出ると既に闇に包まれている。

十五夜。
満月にウサギ。
すすきに団子。

そうだ。
団子を買って帰ろう。

スーパーを何軒もハシゴして捜し回るがどこもかしこも売り切れ。

一日頑張って働いた私にこれかい。

若干イライラしつつ、ふらっとコンビニに入る。

レジの横に置かれたみたらしだれの串団子。
三本で\105。

輝いて見えた。

ビニール袋に串団子をぶら下げて家路につく。

その足元を照らすのは見事な満月から注ぎ込まれた月光だ。

よ、十五夜っ。

心の中でつぶやいた。

家に着き、早速月見でもしながら団子を食べようとしたが…

生憎、我が家の窓は西向きにしかない。

…。

………。

…グスン。


結局、月明かりに照らされた見慣れた風景を眺めながら団子を頬張る。

…くそ。

…無性に悔しい十五夜だ。