まだまだ残暑は厳しいが、徐々に秋が近づいている。

日が落ちるのも早くなり、朝晩は涼しさを覚える。


そんな今日、うちの近くでは花火大会が開催される。

いつもと違い人が多く、屋台も立ち並んで活気を帯びている。

帰宅途中、ついつい釣られていちごのかき氷とフランクフルトを探して歩く。

これらを持ち帰り、自宅で窓を開けながら食べる。

普段は欲しないのに、祭りと聞くと話は違う。

かき氷のシロップだって、体に悪そうだとか思っているにもかかわらず、

この時期になるとあの人工的な派手な色と甘さが恋しくなる。

要は雰囲気なんだよな。


因みになぜ夜まで待てなかった?と、思うだろう。

子供じゃあるまいし。

実は夕方実家に帰らなければならない。

理由は祭りがあるから、だ。

部落長をしている父の顔をたてるため、この二週間で三度目の帰省をするのだ。

実家の祭りは毎年八月の第四日曜に行われる。

この祭りが近づくと、もう夏休みも終わるんだなと感じてしまう。

この感覚は子供の頃から変わらない。

夏休みなんて無くなった大人になっても。


駅前でとんぼを見かけた。

真っ赤な色した赤とんぼだった。