昨日は宇宙を諦めた事を書いたが、他にも諦めた事がある。

それは遺伝子を研究したいという事。

何だかお堅い感じがするが、遺伝子には宇宙並みの奥深さがある。

顕微鏡で微生物や細胞を観た事があるだろうか。

肉眼ではちまっとしか確認できないものでも構造がよく観察できる。

そしてその中にある核。

核の中には遺伝情報が詰まっている。

しかし不思議だ。

あんなに小さな核の中にはその生物の形成情報だけでなく、生命のメカニズムまでが全て含まれる。

しかもどれも4つの塩基の並びだけで表されている。

不思議だ。

それでこんなにも精工で複雑な生命体が存在する。

もっと不思議なのは、

例えば、耳の細胞も、腸の粘膜の細胞も、心臓の筋肉の細胞も、

すべては同じ一つの細胞から始まっているのだ。

もちろんそれぞれが色々な訳あって変わっていくのだが、

その考え方が再生医学に繋がっていく。

本当に夢の広がる小さな世界。

その世界に魅了されていた。

でもさ、学者で生計たてられる自信全然ないのさ。

だからさ、臨床で頑張るって決めたのさ。

新たな研究は本当に頭のいい方々にお任せして。

それだって頭ついてかなくて困ってんだもんなぁ…。

まいっちゃうよなぁ。