私のアイデンティティとして疑問を持たれている方が多いと思うので
映画「GO」の中で、(この映画が「在日」の自己マン映画だというのはさておき)
今の私の気持ちを
代弁してくれるいいセリフを見つけたの紹介します。
最後の杉原のセリフ
「俺は何人だ。俺は何モンだ・・・在日ってよぶことはな。俺がいつか日本に出て行くよそ者ていってるんだぞ。それ分かってて言ってるのか・・おめーら(日本人)は俺達に名前(在日)つけなきゃ不安でしょうがないだろ。・・俺はライオンだ。ライオンは自分のことライオンだなんて思ってないからな・・・俺は俺なんだよ、いや、俺は俺であることも否定してやる。・・・」
最後のセリフは民族性や歴史性を無視したように聞こえるますが
、「日本人」によって「在日」とカテゴリー化され
「在日」があくまでも「ZAINICHI」と発音される限りにおいて
また、「在日」がいつか日本を出て行くよそ者という意味において「日本人」に主体性を奪われていることへの怒り、
その上でアイデンティティクライシスを起こした「在日」という存在が自己を取り戻すこと、アイデンティティを克服することを描いていると思います。その後、杉原が「日本人」になったのか「在日」の歴史性、民族性を受け入れたかは不明ですが。
そう簡単にアイデンティティとは何かと明確に言えないのが、人間らしいと思います。
私のアイデンティティは私の回りの人間の関係性のなかでしかないです。常に流動的です。
私は生まれてから民族名・本名でした。私の意志ではありません。私の固有名については
デリダの哲学を参考にこれから書いていきたいと思います。
あと、最後に映画「GO」での正一のセリフ
ちなみに「アイデン&ティティ」はみうらじゅん原作、クドカン脚本の映画です。
ここでの麻生久美子は賛否両論あると思います。クドカン好きですね。同じ故郷なもんで。