犬が噛む理由3 | 自然の力はプライスレス

自然の力はプライスレス

まりんとの生活っぷりなどなど。

闘犬とは、人間が造り出した物。

分かり切っているようで分かっていなかった。
私が出会った秋田犬は、とても穏やかで人懐こくて、まりんが子犬の時はあやしてくれた。

何故ニュースのような悲しい事件が起きるのか理解出来なかった。

元来は従順な犬も、犬種を問わず隔離して誰とも接触させなければ、攻撃性を増長させ闘犬になるんだね。

闘犬を通して感じる社会 (1)
まずは闘犬の歴史。ローマ時代から現代まで。
そして、現代のドイツで、犬による子供の殺傷事件から、危険犬種か危険でないかは何を基準にすれば良いのか、どうすれば共生出来るかを考えた時期が有ったのだそうだ。

日本なら、こんなに真剣には考えないだろうな。。。

闘犬を通して感じる社会 (2)
「犬の従順さにつけこんで「番犬」として外部環境から隔離したり他犬との交流を重要と考えていない飼い主たち、こんな飼い主なら犬が噛み事件を起こしてもなんら不思議はないと思えることが多かった。「いつもは良い犬なんです」と加害者である飼い主はみな口をそろえて言い、自分の犬に対する憶測が甘いのだった。その一方で「危険犬種」と言われつつ性格・行動テストを行っても何の危険性も示さない犬が95%以上を占めていたことは言っておきたい。「危険でない犬」がいつ「危険な犬」に変わるのか、すべては人の手に掛かっている。」

闘犬を通して感じる社会 (3)
犬が犬らしく居られる環境を整えてこその共生だ、という所に落ち着いたそうだ。

「ドイツで「危険な犬に対する規制」が導入された半年後、実は犬の飼育に関して「動物保護-犬に関する条令(Tierschtz-Hundeverordnung)」という法律も導入されており、不適当な飼育は犬の攻撃性を高めることをあらかじめ国は認めていた。

●毎日長い時間人と接する機会を何回も設けること
●室内飼いにおいては部屋に自然光を取り入れ犬の昼夜の生活リズムが影響されないように配慮すること
●生後12ヶ月を超えない犬や妊娠・授乳中の母犬は繋ぎ飼いをしてはいけない
●檻に入れて飼育する場合小型犬1頭当たり最低6㎡、大型犬では8㎡の広さを確保すること
●犬種・年齢・健康状態に見合った運動量と社会的接触を与えること

など、この法律に掲げられているこれらの事項は、いずれも飼育状況において犬の自然行動を出来るだけ妨げず守る方向に向いている。」