そんなこんなで5月に突入。
私の発表日(5月30日)が刻一刻と迫ってくる。ふと自分のレジュメを確認すると、名前が書かれているだけ。ゲレンデ状態。(真っ白)
4月に入ってから続く就活の面接地獄で軽い鬱状態になる。(豆腐メンタル)
「ああもう世界中の時間が止まればいいのに…一生今日のままでいいよ…明日とか望んでないし…」と自己中極まりないネガティブ思考が私を支配し始める。
そして幸運(?)な事に内定先の研修、またの名を内定者懇親会(微笑)と私のレジュメ発表日がダブルブッキングする。
ここで六条ゼミの掟の1つを説明しよう。(人差し指)
自分の発表日に休む場合は、その一週間前には六条先生の元に直接レジュメを提出しに行かなければならないのである。=レジュメ作成時間が短くなる。
この掟をすっかり忘れていた愚かな私。
提出日のギリギリに思い出し、焦ってレジュメを作成し始める。がしかし圧倒的に文字数が不足している。間に合いそうにない。ここで私は、去年作ったレジュメの内容を一部コピーして貼り付けるという暴挙に出る。六条ゼミでの最大の禁忌を犯してしまったのである。
こうして作成時間2時間足らずの「もう二度と読み返したくないレベル100(長)」のレジュメが完成してしまった。
やばい。もう時間が無い!
競歩並みのスピードで六条先生の縄張り(研究室)へと向かう。
ボタンを連打しエレベーターに乗る。
2階に差し掛かったところでふと我に返る。
(今私の手元にあるもう二度と読み返したくないレベル100レジュメを近い内に六条先生が読むのか…………(汗がにじむ))
その時エレベーターの鏡の前で挙動不審になっている自分と目が合う。
(これはまずい、適当に理由付けて作り直した方が賢いかも…)
「一旦出直すか」
チーン。そう呟いた瞬間にエレベーターが4階(六条先生の棲家)に到着する。
そして開かれたドアの前には、見覚えのある顔が…そう、六条先生がピンクマスクをして立っていたのである。