そしてその翌日9.16、その日になってもシコリのような物は消えてはくれませんでした。

出張中の父に電話で今の状況を話したら、父は慌てて私に病院に行くように煽りました。

父方の祖母が以前、卵巣癌を患っていたので、きっと父の脳裏では悪い予感が走ったのだと思います。

急いで職場を去り、私は病院へ向かいました。


怖い器具が身体に入って間も無く、心の準備も何もないまま、先生の口から「卵巣腫瘍があります」と告げられました。


顔は強張り、大っきな耳鳴りでしばらく先生の声は聞こえませんでした。







完全に無知な私はまずそこで癌なんだ。と思いました。





先生はおっしゃいました。

卵巣腫瘍の90-95%は良性である事。

私の場合、年齢も若いので心配する事はないと言う事。

右側の卵巣に腫瘍があり、10cmを超えてる為
お腹にメスを入れる事は免れないという事。


けれど私は、病院のエントランスで一人泣き崩れました。

急いで父と母に電話し、パニックを抑えられず泣きました。