昼下がり、多分60代くらいのおばあちゃんが買い物にやってきた。

まあスムーズにレジで品物を流していると…

「あの~、焼酎の五合ってのはあるの?」

五合?一升の半分のやつですか?多分あるんじゃないかなぁ。

「では、調べてまいりますんで、少々お待ちください。」


まずは自分で酒売り場に行ったんだけれども、よくわからない。

焼酎といっても、4リットルのボトルやら、1.8リットル(これが1升のはず)のパックやら、種類はいろいろある。

聞こうと思ったら、担当のパートさんは今日はお休み。


店長に聞いてみると…

「私もよくわかんないんだけど、父の日用のプレゼントか何かじゃないかな?この辺の(小さいビンのやつ)あたりはどうですか?って尋ねてみて。」

よし、その線で行こう!っと思って、お客さんのもとへ。

「小さめのボトルのものでしたら、ありますけれども」

「梅酒を造りたいんだけど、1キロの梅には一升の焼酎が必要なんでしょ?」

新展開じゃん!梅酒だなんてさらにわかりません…


午前中で一番年上の(十分若いと思いますよ、うそじゃなくって)奥さんに聞いてみると、

「私もお酒わからないな~」

じゃあ、梅が置いてある売り場に行けばいいんだ!と。

ありました、「ホワイトリカー」なるお酒、隣には氷砂糖。

これでしょ、梅酒セット!

「ホワイトリカー」のパックには、梅酒の造り方もちゃんと書いてありますよ。

パックを持って、またお客さんのもとへ。


「ここに書いてあるのですが、ホワイトリカー1.8リットルに対して梅1キロでよろしいみたいです」

「そう。でも、うちに半分残ってるのよ、焼酎が。だから、このパックの半分ってやつはないの?」

半分ですか?また探しに行く羽目に…


売り場にはやっぱり1.8リットルのパックしかありません。

近くにいたデイリーのおばさんが、

「この小さいやつとりあえず持ってけば?」と、渡してくれたのが200ミリのボトル。

小さすぎるかな?と思ってまたまたお客さんのもとへ。


「あの、後はこの200ミリのタイプしかおいていないのですが…」

「う~ん、うちに半分あるんだけど、ほかのお酒混ぜちゃおいしくないよねぇ?」

そんなこと言われても困るけど、きっと焼酎に日本酒混ぜたらおいしくないでしょ。」

「たぶん、そうでしょうねぇ」

「それはいくらなの?」

「この小さいやつは205円なんですが、大きいパックのものは1080円なんです。ですから、もし小さいものを5本お買い求めになると、大きいもののほうがお得になるのですが。」

単純に、おんなじ値段で1リットル=1.8リットルとなるんじゃ、どう考えても後者のほうがお得ですよね。

おばあちゃんの答えは?

「でも、あまったらもったいないから、4本買うわ」

5本だと高くつくから4本って、ちょっとかわいらしいかも。。。

いや、でも10分近くかかっちゃいました、ここまでたどり着くのに。

「いろいろ調べさせちゃって、悪かったね~」

「こちらこそ、お待たせして申し訳ありませんでした」


いっちーくん、大変だったねぇ、私だってわかんないわよ」

隣のレジの奥様からねぎらいの言葉までいただいちゃいました、あはは♪